魔法
クリストファー・プリースト, 古沢 嘉通
今朝は酔っ払いに小便をかけられそうになる夢を見る。「俺はあんたの便器かいっ!」とツッコミを入れたところで目が覚める。外はあいにくの曇り空。夕方からは雨。もしや、今朝見た酔っ払い小便の夢が今日の雨模様を大胆予言?などと、つまらない事を考えているうちに一日が終わる。なにはともわれ晴耕雨読。クリストファー・プリーストの小説『魔法』(早川文庫)を読み進む。僕は『
奇術師』を読んで以来彼のファン。素晴らしい。『奇術師』は映画化が進められていて、ジュード・ロウとガイ・ピアースが主役を張る。(監督は『
メメント』のクリストファー・ノーラン!)日本では2006年に公開予定だとか。かなり楽しみ。しかし『魔法』は訳がうまい。『奇術師』と同じ人(古沢嘉通氏)が訳してるんだが、実に読みやすい。やはり外国文学ものは、翻訳する人がうまくないとダメだな。たまに何書いているのか、さっぱり理解できないのとかあるもの。日本語なのに日本語っぽくない文章のオンパレードってやつ。でも、そんな文章に訳せるってのは、ある意味、天才的なことなのかもしれない・・・。