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Gラヴ レモネード


レモネード
Gラヴ

Gラヴの新譜『レモネード』
肩肘張ってないゆる〜い感じが実に夏っぽい仕上がり。 

ジャック・ジョンソン
ベン・ハーパー
ドノヴァン・フランケンレイター
トリスタン・プリティマン
スライトリー・ストゥーピッドのカイル・マクドナルド
などなど、参加してる面子がやばいくらいいいです。
まさに夏のレイドバック・ミュージック!
西海岸の匂いがプンプンします!
この豪華な面子で日本の夏に野外フェスとかやってくんねえかなあ…!
(夕暮れの砂浜で海に沈んでゆく夕日見ながらとかだと、ほんと最高だと思うんですけど…)


☆Gラヴライヴに行ったときの過去日記はコチラ↓
http://akirart.blog.bai.ne.jp/?eid=14037

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ロブ・ゴンサルヴェス


カナダの画家、ロブ・ゴンサルヴェスの作品。
不思議で、どことなくかわいらしいだまし絵の名手です。

☆ロブ・ゴンサルヴェスの作品が見れるサイトはコチラ↓
http://www.progressiveart.com/gonsalves_page.htm 

☆ロブ・ゴンサルヴェスの絵を使った絵本。↓

終わらない夜
終わらない夜
 
真昼の夢
真昼の夢
 

☆紀ノ国屋の洋書バーゲンで手に入れた、だまし絵の巨匠達(アルチンボルド、エッシャー、ダリ、福田繁雄、ヴィック・ムニーズ…etc.)の作品を収めた作品集。
安い割に図版が充実の良本!!ロブ・ゴンサルヴェス作品も載っています。(ちなみに表紙絵もロブ・ゴンサルヴェスの作品。)↓

Masters of Deception: Escher, Dali, & the Artists of Optical Illusion
Masters of Deception: Escher, Dali, & the Artists of Optical Illusion
Douglas R. Hofstadter, Al Seckel

中身はこんな感じ…


↑これはロブ・ゴンサルヴェスの絵ですね。


↑Jos de Meyの絵。
左ページの作品のタイトルは『これはマグリットではない。』というマグリットへのオマージュパロディ画。Jos de Meyはルネ・マグリットとエッシャーを足したような作品を多く描いている。


↑ブラジル出身の現代美術家ヴィック・ムニーズの作品。
左ページ作品は、ちっちゃなおもちゃを何千個も使い人物のカタチにした作品。
右ページ作品は、白い皿の上のスパゲッティとソースでメデューサのカタチを作り、それを写真に撮った作品。彼は他にも、砂糖やチョコレートソースで人物を描き写真におさめたおもしろい作品を発表している。

☆ヴィック・ムニーズのサイト↓
http://www.vikmuniz.net/main.html
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ピーター・コールセン Peter Callesen


紙技の魔術師、ピーター・コールセン。

彼の作品は素敵すぎますっ!!

☆ピーター・コールセンのサイト
(たった一枚の紙切れから紡ぎだす、無限大の想像&造形力!)↓
http://www.petercallesen.com/
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スパイダーマン3予告編 ユージュアル・サスペクツ

映画『スパイダーマン3』の予告編がついに解禁されてました!
(英語です。) ↓
http://www.apple.com/trailers/sony_pictures/spider-man_3/large.html

日本公開は2007年5月予定らしいです。相変わらずヒロイン、キルスティン・ダンストは、庶民的な雰囲気を醸し出しまくりですね…。(まあ、それがイイっていっちゃあ、いいんですけど…。)
女優としては、もう少し神秘的な雰囲気も欲しいもんです。
神秘的といえば、『スーパーマン リターンズ』(2006年8月公開)のヒロイン、ケイト・ボスワースに分がありますね。彼女の目は左右で色が違うオッドアイです。(彼女の場合は右目がブラウン、左目がライトブルー。)↓

う〜ん!実に神秘的!!

☆『スーパーマン リターンズ』公式サイト↓
http://wwws.warnerbros.co.jp/supermanreturns/

『スーパーマン リターンズ』の監督はブライアン・シンガー。最近では『X−MEN』、『X-MEN2』とアメコミ、アクション大作ばかりを手掛けてますが、なんといっても、ブライアン・シンガー監督の傑作作品は『ユージュアル・サスペクツ』でしょう!
うれしいことに、廃盤になっていた『ユージュアル・サスペクツ』のDVDが2006年9月8日、1500円で再販されます。↓

ユージュアル・サスペクツ
ユージュアル・サスペクツ

学生の頃に劇場で見て以来の、あの緊迫感をまた味わえるとは絶対買いです!
(ちなみに、この作品でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、その後いっきにブレイクしたケヴィン・スペイシーは『スーパーマン リターンズ』にも出演しとります。)


↑わたくし所蔵の『ユージュアル・サスペクツ』のパンフレット。
周囲に謎をもらさないようにと右の封筒に入って売ってました。
なかなかおもしろい売り方するなあ!と当時思ったのを覚えてます。 

カイザーソゼ〜っ!
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ローズ・イン・タイドランド



子供の頃は夜が怖くて、障子に揺れる読書灯の影が、奇妙に蠢いて見え、そこにお化けか何かがいるんじゃないか?と感じていた。夜の裏側にはあきらかに僕の知らない何者かがいた。そんな不気味な何かと戦うために、小さな兵隊の人形や、プラモデルの戦車を仲間に引き連れ、僕は何者かに立ち向かおうとした。けれどいつも、その何者かは決して正体を表す事なく、薄暗い部屋を照らす淡い光の影に隠れ、気がつけば僕はいつのまにか朝を迎えているのだ。
友達とか、兄貴とか父親とか、母親とか、だれにも相談しなかったけど、でも確かに子供の頃、夜の裏側には何かがいたのだ…。
大人になって夜が怖くなくなると、暗闇の中にいたはずの何者かは、僕の前から姿をみせなくなった。きっと、幼いころ心の中に見えた何者かは、子供だけに見える幻想世界の住人だったのだろう。
そんな幻想世界の住人に大人になってから出会えるとは思いもしない事だったけれど、映画『ローズ・イン・タイドランド』の中には確かに彼等がいた。少女、ジェライザ・ローズ(ジョルジュ・フェルランド)の無邪気であるが故の残酷な幻想のなかに。
この『ローズ・イン・タイドランド』は明らかに万人受けしない映画(ローズの父親と母親が、ヤク中でトリップしまくってる映像を見て楽しめる人はごく少数だろう…。)であるけれど、空想&妄想癖のある人間にはたまらない映画ではないだろうか。
テリー・ギリアム監督の撮り上げた、甘美で毒っけを含んだ白昼夢のような映像の素晴らしさもさることながら、兎に角、ジョルジュ・フェルランドの演技に終止圧倒される。("シャークハンター”ディキンズ役、ブレンダン・フレッチャーの怪演も見逃せないが。)
撮影当時10歳の若さなのに、時折見せる大人の表情と、あどけない子供の表情を使い分ける巧みさ!とくに、無邪気さが残酷な現実を引き起こすラストでのジョルジュの表情は少女が大人へと、成長してゆくさまをまざまざと刻み付けていて、ほんととんでもない表現力!
こりゃ、ダコタ・ファニングちゃんも、うかうかしてられんな…。と驚嘆せずにはいられなかった。
僕にはこのラストシーンでの出来事は、ローズが空想世界から現実世界へと引き戻され、大人へと成長するためのイニシエーション(通過儀礼)のように思えた。(ただ、ジョルジュの表情には大人へと向かいつつも、何処か少女のままのあどけなさも幾分、垣間見せており、時に残酷で社会と相通じる事のない子供の想像力をひきずったまま、成長してゆく可能性も示唆されていたようにも捉えられる。)
前作『ブラザーズ・グリム』と違い、ギリアム監督が創りたいように撮り上げたことが映像からバシバシ伝わってくる『ローズ・イン・タイドランド』。最初から明らかに興行収入、ヒットを無視しての制作姿勢が、テリー・ギリアム監督の残酷で時に哀しみと皮肉が入り交じった子供のような想像力が、まだまだ枯渇していないことを示した傑作であった。


空想こそが現実で真実
いびつな世界を孤独な少女の空想が凌駕する。

☆幼くして映画業界に入り、成功を収めちゃった人ってのは、アル中&ヤク中になることが多い。ドリュー・バリモア(ETの子役。9歳で酒と麻薬に溺れる…。)しかり、マコーレー・カルキンしかり…。はたして、ジョルジュ・フェルランド嬢はどうなることやら…。ちょっと心配。しかし、ドリュー・バリモアは『チャーリーズ・エンジェル』などヒット作出演で見事な復活を遂げてますし、ジョルジュ・フェルランド嬢も山あり谷ありの人生を歩む可能性は高いような…!?

☆『ローズ・イン・タイドランド』の牧歌的で、どことなく郷愁を帯びたアメリカの片田舎を表現した世界観は画家アンドリュー・ワイエスの『クリスティーナの世界』を参考に造り上げていったらしい。↓
 

☆『ローズ・イン・タイドランド』日本語版公式サイト↓
http://www.rosein.jp/

☆『ローズ・イン・タイドランド』の原作本。↓
(原作者ミッチ・カリンがテリー・ギリアムの大ファンで、彼にこの小説を送ったことから映画化につながった。)
タイドランド
タイドランド
ミッチ カリン, Mitch Cullin, 金原 瑞人

☆A.の『ブラザーズ・グリム』の感想、過去記事はコチラ↓
http://akirart.blog.bai.ne.jp/?eid=26508


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ステイ

オリジナル・サウンドトラック「ステイ」
オリジナル・サウンドトラック「ステイ」
サントラ

☆『ステイ』公式サイト↓
http://movies.foxjapan.com/stay/

『チョコレート』でハル・ベリーにアカデミー主演女優賞をもたらした、マーク・フォースター監督最新作『ステイ』。
主演にトレインスポッティング男、ユアン・マクレガー、『君に読む物語で全米を泣かせたライアン・ゴズリング、『21グラム』でアカデミー主演女優賞にノミネートされたナオミ・ワッツとなかなか豪華な面子。ボブ・ホスキンスが脇役として出演しているのもうれしいところ。(ボブ・ホスキンスの盲目の表現はスゴかった。CGか、偽レンズを使っているのかと思ってましたが、パンフレットによると、どうやらなにも使ってないらしいです。)
映画の中の現実世界に、もう一つの虚構世界が徐々に姿を現してきて、何が現実で何が現実でないのか?これは誰かの頭の中の妄想世界なのか?と世界観が根底から揺らいでゆく展開が実にスリリングでした。(フィリップ・K・ディックの短編小説『地図にない町』にも見られるようなパラレルワールド出現物語であります。)脚本を書いたのは、スパイク・リー監督作『25時』↓

25時 スペシャル・エディション
25時 スペシャル・エディション

の脚本を書いた、デイヴィッド・ベニオフ。(なんでも『ステイ』の脚本は150万ドル!!(一億ウン千万円…)の値で映画会社に買い取られたのだとか。)物語は、パズルのように錯綜して展開してゆくので、一回見ただけでは、細部まではなかなか読み解けない感じ。僕は何回も見たい衝動に駆られました。映像の凝り方もすごく、ユアン・マクレガーの姿が徐々にライアン・ゴズリングへと変化し場面転換するところなどモーフィング技術がうまく利用され、現実ともう一つの世界の境界の曖昧さを強調するのに効果をあげていて、デヴィッド・リンチ映画のような不条理さを醸し出していました。ただマーク・フォースター監督の演出は、不条理でありながらも、デヴィッド・リンチ監督のように、物やセット、シーン自体のバランスにこだわるのではなく人間の(俳優の)感情の部分に重きを置いているように感じました。ラストの儚さは、人間の感情を大事にするマーク・フォースター監督だからこそ、だせた演出だったと思います。

不確かな現実のなかで懸命に何かを伝えようとする意思。 
記憶と現実の曖昧さの中で伝える事の意味。
心に残る映画でした。 

☆重要なモチーフとして映画に出てくる、ブルックリン橋の一部を抽象的に様々な角度から、描いた連作12点の絵がとにかくカッコよかったです。ぼやけたブルーの色彩が非常に奇麗でした。 
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嫌われ松子の一生

遅ればせながら『嫌われ松子』の一生を見てきました。
監督はCMディレクタ−出身、『下妻物語』の中島哲也氏。
(サッポロ黒ラベルCM、豊川悦司VS山崎努による温泉での、超スローモーション劇画調卓球対決を撮った監督です。)
なんて言うか…
不運な松子に吸い寄せられるダメ男祭り!映画でありました。
冷静に考えると、とんでもなく暗いストーリーなのに、ミュージカルシ−ン、監督の緻密な演出によって、こんなに楽しく完成度の高いエンターテイメント映画に仕上がるとは…。(おまけに最後は泣かされます。)
中島監督の才能にただただ脱帽、映像&ストーリーともに圧倒されまくりの二時間でありました。
才能はあるのに売れない小説家の役を、超売れっ子脚本家である宮藤官九郎が演じていて、彼の才能に嫉妬する小説家、岡野役に小説『陰日向に咲く』を書き上げた劇団ひとり、スカパラの谷中敦が風俗店のマネージャー役、ボニ−・ピンクがソープ嬢役など、思わずニヤリとしてしまう配役の妙も素晴らしい。
見終わると不思議なことに松子や彼女の人生を通り過ぎていったダメ男達が、たまらなく愛おしく感じられます。だらしなく、かっこわるく、ときにあまりにも卑屈な部分をさらけ出す彼等の姿は、欲望、本能、人の性(サガ)といった、人間の本質の部分を鋭くついていて心を打ちます。
全編を通じて、どこか演歌フレーバーな、かほりが漂うのは、そういったことに起因しているのではないかと…。
(木村カエラが出演しつつもです!)
まさに日本人うけする、寂寥感満点娯楽映画でありました。 

しかし、谷原章介の白い歯が、いちいちキラリ!と光るのにはかなりウケたなあ!

☆映画『嫌われ松子の一生』のサイト↓
http://kiraware.goo.ne.jp/


嫌われ松子の一生 愛蔵版
嫌われ松子の一生 愛蔵版

嫌われ松子の歌たち
嫌われ松子の歌たち
サントラ, 木村カエラ, ch feat.B-BANDJ, BONNIE PINK, 及川リン, AI & 及川リン, Joe Himeji feat.J.
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最近、気になった本。

☆『表紙とカバー』
スカイブルーの装丁に惚れました!
ミッフィーでおなじみディック・ブルーナなどのペーパーバック表紙デザインが多数掲載されています。

表紙とカバー
表紙とカバー
ピエブックス

●ピエブックスのサイト↓
(『表紙とカバー』中身がちょこっと見れます。)
http://www.piebooks.com/search/detail.php?ID=869

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☆『原寸美術館 日本編 画家の息吹を伝える』

原寸美術館 日本編 画家の息吹を伝える
原寸美術館 日本編 画家の息吹を伝える
千住 博

原寸美術館第二弾。前作の海外の巨匠に続き、今回は日本の巨匠たちの作品を原寸で掲載。
雪舟、長谷川等伯、光琳、若冲、蕭白、田中一村などの作品を原寸で見れます。感動〜!

☆A.の原寸美術館に関する過去記事はコチラ↓
http://akirart.blog.bai.ne.jp/?eid=2953

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☆『森のはずれで』

森のはずれで
森のはずれで
小野 正嗣

小野 正嗣氏、待望の新作。僕は彼の三島由紀夫賞受賞の前作↓

にぎやかな湾に背負われた船
にぎやかな湾に背負われた船

を読んで以来、小野 正嗣作品のファンであります。 
彼の作品を読んでいると海外作家の作品を読んでいるような気になります。日本人らしくない世界観がとてもいい。

☆文芸春秋のサイトでは名翻訳家、柴田元幸氏が『森のはずれで』に関する感想を書いてました。↓
http://www.bunshun.co.jp/yonda/hisohiso/hisohiso.htm


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☆芸術起業論

芸術起業論
芸術起業論
村上 隆

表紙がスゴい…表紙が…。



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ローズ・イン・タイドランド見たい!

テリー・ギリアム監督の最新作『ローズ・イン・タイドランド』がやっとこ7月8日から公開されます!
個人的には『ブラザーズ・グリム』が消化不良気味だっただけに非常に楽しみ!
ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」をテリー・ギリアム流に料理した作品。
脚本はテリー・ギリアムとトニー・グリゾーニの共同脚本。
トニー・グリゾーニといえば『ラスヴェガスをやっつけろ!』の脚本家。こりゃ、見るしかありません!



☆『ローズ・イン・タイドランド』日本語版公式サイト↓
http://www.rosein.jp/

☆ちなみにこちらは海外版(英語)の公式サイト↓
http://www.tidelandthemovie.com/ 
両方のサイトを見比べるとけっこう面白いです。
細かいところが海外版のほうが良くできている気が…。


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