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黒田 維理 サムシング・クール


↑今日偶然本屋で見つけて買いました、
黒田 維理さんの詩集『サムシング・クール』。
Reid Milesがデザインしたブルーノートのアルバムジャケのような洗練された表紙にヒトメボレ!!大きさはアメリカのペーパーバック本ぐらいの大きさ。紙質もなんかペーパーバックの安っぽい感じにわざとしているみたい。手になじむ感じがすごく気持ちいい!
この本、どうやら1958年に出版された詩集の復刻版らしいです。↓
http://www.kisaragibook.com/kurodairishousai.htm

サムシング・クール―詩集
サムシング・クール―詩集
黒田 維理

黒田 維理さんは北園克衛氏のお弟子さんだったお方で、克衛氏のように文字を絵のように配置した詩(この、デザイン感覚がなんともシャレていて素敵です。)とかも書いてます。
序文を寄せているのも北園克衛氏。
ジャズの音を言葉に置き換えたようなクールでシャレた詩世界がなんとも言えず良いです。


カバンのなかの月夜―北園克衛の造型詩
カバンのなかの月夜―北園克衛の造型詩
金沢 一志

☆北園克衛氏のサイトはコチラ↓
http://www.kitasonokatsue.com/
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シュヴァンクマイエル & バッドリー・ドローン・ボーイ

最近買った本&CDでお気に入りの組み合わせがコレ。↓


☆ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』にヤン・シュヴァンクマイエルの挿画の組み合わせが素晴らしすぎる本。シュヴァンクマイエルのナイスなアリスコラージュ世界が堪能できます。
装丁も良いなあ!↓

不思議の国のアリス
ルイス・キャロル, ヤン・シュヴァンクマイエル, 久美 里美

☆そしてコチラはバッドリー・ドローン・ボーイことデーモン・ゴフの新譜『ボーン・イン・ザ・UK』DVD付き、輸入版。↓

Born in the UK
Badly Drawn Boy

パスポート調のジャケットデザインがたまらなくキてます!
紙質も凝っていて中身もいい感じ!↓


☆日本版はコチラ↓(こちらのジャケットデザインはいたって普通でちと残念…。)
ボーン・イン・ザ・UK
ボーン・イン・ザ・UK
バッドリー・ドローン・ボーイ

☆バッドリー・ドローン・ボーイのサイト↓
http://www.badlydrawnboy.co.uk/

☆youtubeにあったバッドリー・ドローン・ボーイのPV

『year of the rat』↓


『Once around the block』↓


『Disillusion』↓
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気に入った装丁

久しぶりに本屋に立寄って、
思わず目が引きつけられた装丁が下の3点。
岡尾 美代子さんの『Room talk 2』の装丁は非常に僕好みでした。
あと、未知谷からチェーホフ・コレクションとして刊行されている、アントン・P.チェーホフの絵本のような短編『すぐり』『大学生』も丁寧かつ凝った装丁で素晴らしいです。

Room talk 2
Room talk 2
岡尾 美代子


すぐり
アントン・P.チェーホフ, イリーナ・ザトゥロフスカヤ, 児島 宏子


大学生
アントン P. チェーホフ, 児島 宏子, イリーナ ザトゥロフスカヤ

☆未知谷
http://www.michitani.com/


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最近、気になった本。

☆『表紙とカバー』
スカイブルーの装丁に惚れました!
ミッフィーでおなじみディック・ブルーナなどのペーパーバック表紙デザインが多数掲載されています。

表紙とカバー
表紙とカバー
ピエブックス

●ピエブックスのサイト↓
(『表紙とカバー』中身がちょこっと見れます。)
http://www.piebooks.com/search/detail.php?ID=869

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☆『原寸美術館 日本編 画家の息吹を伝える』

原寸美術館 日本編 画家の息吹を伝える
原寸美術館 日本編 画家の息吹を伝える
千住 博

原寸美術館第二弾。前作の海外の巨匠に続き、今回は日本の巨匠たちの作品を原寸で掲載。
雪舟、長谷川等伯、光琳、若冲、蕭白、田中一村などの作品を原寸で見れます。感動〜!

☆A.の原寸美術館に関する過去記事はコチラ↓
http://akirart.blog.bai.ne.jp/?eid=2953

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☆『森のはずれで』

森のはずれで
森のはずれで
小野 正嗣

小野 正嗣氏、待望の新作。僕は彼の三島由紀夫賞受賞の前作↓

にぎやかな湾に背負われた船
にぎやかな湾に背負われた船

を読んで以来、小野 正嗣作品のファンであります。 
彼の作品を読んでいると海外作家の作品を読んでいるような気になります。日本人らしくない世界観がとてもいい。

☆文芸春秋のサイトでは名翻訳家、柴田元幸氏が『森のはずれで』に関する感想を書いてました。↓
http://www.bunshun.co.jp/yonda/hisohiso/hisohiso.htm


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☆芸術起業論

芸術起業論
芸術起業論
村上 隆

表紙がスゴい…表紙が…。



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地上を渡る声 小池 昌代


地上を渡る声
小池 昌代

小池昌代さんの最新詩集『地上を渡る声』を読了。
 
生まれ落ちた瞬間から人は死に向かっている。生きるということは、死を無自覚でありつつも心のなかに飼っているということ。(逆に死に飼い馴らされているとも言えなくもないが…)その当たり前でいて、普段、日常生活の中ではなかなか思い出せない、人間の決定的な事実を、小池さんの詩は思いださせてくれる。それも、恩着せがましかったり、威圧的なものいいであったり、諭すようにでもなく、ふと日常にこぼす一人ごとのようなかろやかさで。
決して説教臭くもなく、深く自分自身に言い聞かせるかのように。
日常のふとした瞬間に、生じる微細なズレを小池さんは見逃さず、ほのかに熱を帯びた言葉で詩にしたためる。
現実と自分との間にある、ほつれた隙間を優しく縫うように。
その言葉は言葉以上の意味を持って胸に迫ってくる。
小池昌代という人は、つくづくすごい詩人なのだと思う。


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最近気になった本とか。

☆河出書房新社から『骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書』シリーズのルネ・マグリット画集が発売されてました。元々は30年ほど前に出版されていたシリーズで、河出書房新社創業120周年記念として復刻、再創刊される運びになったらしいです。
2006年5月より毎月刊行で以下の全6巻が発売されます。 

1.『ルネ・マグリット』
ルネ・パスロン 巖谷國士訳
ルネ・マグリット 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕
ルネ・マグリット 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕

2.『ハンス・ベルメール』 
サラーヌ・アレクサンドリアン 澁澤龍彦訳
ハンス・ベルメール 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕
ハンス・ベルメール 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕
 
3.『ポール・デルヴォー』
アントワーヌ・テラス 與謝野文子訳
ポール・デルヴォー 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕
ポール・デルヴォー 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕
 
4.『マン・レイ』 
サラーヌ・アレクサンドリアン 宮川淳訳
マン・レイ 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕
マン・レイ 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕

5.『マックス・エルンスト』
サラーヌ・アレクサンドリアン 大岡信訳
マックス・エルンスト 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕
マックス・エルンスト 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕

6.『F.S-ゾンネンシュターン』 種村季弘編著
F.S-ゾンネンシュターン 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕
F.S-ゾンネンシュターン 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕

う〜ん!
なんともナイスなシュルレアリスト達のオンパレード!
しかも、日本語版監修に瀧口修造氏、そして巖谷國士氏、今は亡き澁澤龍彦氏らが訳を担当!と日本にシュルレアリスムを紹介した重鎮達が名を連ねております。
これは全巻そろえたいなあ…!

☆河出書房新社『骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書』のページ↓
http://www.kawade.co.jp/special/project120/saino7.html

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☆ティム・バートン監督の傑作ストップ・モーションアニメ映画『コープスブライド』のメイキングブック。ティム・バートンのスケッチ、デザイン画、絵コンテ、メイキング写真など300点をオールカラーで掲載!↓ 

ティム・バートンのコープスブライドメイキングブック
ティム・バートンのコープスブライドメイキングブック
ティム・バートン, マーク・ソールズベリー, 矢口 誠

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☆名翻訳家、柴田元幸先生訳、僕の大好きな小説家ポール・オースターが「ずば抜けた才能」と絶賛したというレアード・ハントの小説。こりゃ、読まねばっ!と思っている次第であります。

インディアナ、インディアナ
インディアナ、インディアナ
レアード・ハント, 柴田 元幸

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んでもって、明日はエル・プレジデンテのLIVEに行ってまいります!楽しみっす。

☆エル・プレジデンテに関する過去の日記はコチラ↓
http://akirart.blog.bai.ne.jp/?eid=40585 
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ボブ・マーリー レジェンド MARLEY LEGEND

ボブ・マーリー レジェンド MARLEY LEGEND
ボブ・マーリー レジェンド MARLEY LEGEND

ボブ・マーリーのアートブック!
内ポケットや綴じ込みに、ツアー・ポスターやイラスト、手書きの歌詞原稿のレプリカが入ってて、なんかすげえ楽しい。

詳しくは↓
http://www.bls-act.co.jp/artist/bob_marley.php

わたくし、この手の付録付き&飛び出す絵本的な本に目がありません。
大興奮であります!!
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幸福の花束 ステファヌ ブランケ

幸福の花束
幸福の花束
ステファヌ ブランケ, St´ephane Blanquet, 中条 省平

フランス人アーティスト、ステファヌ・ブランケの描く切り絵えほん。
エドワード・ゴーリーの絵本にも通じるブラック&ビターな読みごたえ。ロッテ・ライニガーの切り絵に毒っ気を注入したかのような、キモカワイイ切り絵世界の住人たち。
個人的にはマックス・アンダーソンのコミック『デス&キャンディ』(名作!)に雰囲気がなんとなく似ているような…。
子供には絶対読ませられない、大人が楽しむための絵本です…。
 
☆ステファヌ・ブランケのサイト(ぶっ飛んでます。)↓
http://www.blanquet.com/

☆ロッテ・ライニガーの世界↓
http://www.reiniger-world.com/

☆マックス・アンダーソンのコミック『デス&キャンディ』
(かなりのアナーキーっぷりに衝撃受けました。)↓
デス&キャンディ2冊セット
デス&キャンディ2冊セット
マックス・アンダーソン

☆エドワード・ゴーリーの『おぞましい二人』↓
(細かい線で描き込む絵といい、陰鬱な内容といい…ゴーリーさん…キレてます。)
おぞましい二人
おぞましい二人
エドワード・ゴーリー, 柴田元幸

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いろはにコンペイトウ

いろはにコンペイトウKurihara Toy Bottle Collection
いろはにコンペイトウKurihara Toy Bottle Collection
栗原 英次, 小泉 佳春

これまた衝動買いした本。
金平糖瓶のコレクターである栗原英次さんの収集した、大正末期から昭和初期にかけてと昭和20年代後半にブームとなった金平糖の入った菓子入玩具瓶のコレクション写真集。
なんともおちゃめな造形がたまらなくいけてます!!


餅つきうさぎ…なんかいい!


タヌキ…粋です!


飛行機にヘリコプター!

★この本を見て僕は、金平糖瓶の存在を初めて知りましたが、アイディア、色、形の調和したなんともユニークなデザインに、昔の人ってしゃれていて、遊び心がすごくあったんだなあ、まさに軽妙洒脱とはこのこと!といたく感心いたしました。
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アイドル万華鏡


アイドル万華鏡
辛酸 なめ子
 
辛酸なめ子著『アイドル万華鏡』読了。
まさに毒を持って毒を制すという言葉がぴったり、毒気たっぷりアイドル批評!!(安倍麻美、伊東美咲、大塚愛、小倉優子に果てはソフィア・コッポラなどを屈折した(?)愛情でブッた斬り!)うらみ節ならぬ、なめ子節炸裂の文章&イラストにわたくし終始メロメロでありました。辛酸なめ子女史の観察眼は、一度落ちるとニ度々這い上がれない、底無し沼のような深さがあります。
外で立ち読みすると、終始ニヤつき周囲の人に奇異な目で見られるヘンな人になっちゃう可能性大なので、家で紅茶(キャッフェオレでも可。)でもたしなみながらシロガネーぜのような徹底した落ち着きっぷり(お金に一生不自由しないことからくる揺るぎない自信…。)を保ちつつ、ゆっくりとページを捲るのがよいでしょう。

…結局それでもニヤついてしまうんですけどねっ。
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失踪日記

失踪日記
失踪日記
吾妻 ひでお

 
京の町で古道具屋『800庵』営むM氏(幼馴染み)おすすめ、吾妻ひでお著『失踪日記』を読む。
吾妻さんの壮絶なる失踪日記風漫画である。
これ、おもしろい!
壮絶なのに全然壮絶に感じない読みごたえがイケテル!
人間ってスゴイね・・・。
(というか、吾妻ひでおさんがスゴイのか・・・?)
実にアナアキイ。
続編、はやく読みたいな。

この『失踪日記』、オビ文は情熱大陸についこないだ出演してた、菊地成孔氏で、装丁がこれまた少し前に情熱大陸に出演してた、鈴木成一氏が担当している。
今話題のカリスマな人を二人も起用していて、かなりリキが入っている模様。
(この流れからいくと今に吾妻ひでお氏も、情熱大陸に出演しそうな気がする・・・。ちなみに僕はあの番組あまり好きではない。でも、ついつい見てしまうんだよなあ・・・。)

ところで、鈴木成一氏と言えば、今や装丁界の超がつく売れっ子先生。
『パイロットフィッシュ』(大崎善生著)の装丁(文庫じゃないやつ。)をはじめて見た時は、カッコええ!といたく感動しました。
『失踪日記』の装丁もオレンジを基調とした、とても目を引きやすいデザインで、書店でのインパクトは抜群。 
カバーにちょっとした隠し味が仕込んであるところも、おもしろいなあと思いました。鈴木成一氏先生さすがであります。

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アーキグラム

アーキグラムの実験建築1961-1974
アーキグラムの実験建築1961-1974

『アーキグラムの実験建築1961-1974』のアート本が出ていた。
この本、水戸芸術館現代美術センターで2005年1月22日〜3月27日まで開催されていた展覧会を契機に刊行されたもの。この展覧会、行きたかった展覧会なんだけれども、なにせ水戸は遠すぎる・・・。ってことで残念ながら行かなかった展覧会。"アーキグラム"とは、1960から79年代初頭にかけて活躍したイギリス建築家集団と彼らが出版した雑誌のタイトルを兼ねた名称。建築や詩、アート、デザインなどの分野をごちゃまぜにして、未来的でサイケな建築や都市をポップなグラフィックやコラージュで表現し、自らが出版した雑誌などで発表、建築界のビートルズなんて言われちゃってる集団。ちなみに実際に施行されたものはなし。アーキグラム誌で発表しただけっちゅう、僕的に言わせてもらえば超妄想集団であります。
水中両用型移動式住居(リビング・ポッド)、カプセル状の空間ユニットを自由に組み合わせる(プラグイン・シティ)、宇宙服から着想を得たというスーツ型携帯式住居の(スータルーン)などなど、
どこか、どらえもんの世界を彷佛とさせるおちゃめな建築の数々。それらをSFコミックスや広告などのイメージを引用しながら、実におもしろく、かっこよくデザインしている。
ただ妄想するだけでなく、建築デザインとして形にし、紙面に発表ているところがアーキグラムのすごいところ。発想もかなり先を行ってる人達だったんだな、こりゃ。と思わせる事間違いなし。
そして、この『アーキグラム』本、デザインが非常に秀逸。
透明ビニルカバーに、『アーキグラム』の建築デザインが白いラインで印刷されていたり、ページとページの間に、異なった紙質でアーキグラム誌の縮小版がとじられていたり(中には封筒に入っていたり、幾重にも折り畳んであるものもあり。)まるで大人版、飛び出す絵本の趣き。
しかも有無を言わせぬオシャレ感・・・。
ページを捲るのが非常に楽しい本。
こりゃ、展覧会も行くべきだったなあ・・・。
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