原美術館へ『オラファー・エリアソン 影の光』展を見に行く。
オラファー・エリアソンは1967年、デンマークはコペンハーゲン生まれの現代美術作家。光、水、レンズを用いミニマルで美しいインスタレーションを展開する。
↑暗闇の部屋、天井あたりから水蒸気を降らせ、そこへ光を当てているインスタレーション。
光の加減で、水が七色に光って見える。
まるで小さな人口の虹、あるいは小さなオーロラのようで大変美しい。
↑壁一面に均一なオレンジの光が浮き上がって見えるインスタレーション。
↑室内の床にまでその光が映り込み、部屋全体が不思議な空間に。
じっとしていると、ここが日本なのか何処なのか?いったいいつの時代なのか?よくわからなくなる。
オラファー・エリアソンの作品は禁欲的な雰囲気を漂わせながらも、非常に美しくロマンティックな何か(言葉でうまく言い表せないが、あえて言うなら永遠という言葉が近いかなあ?)を心に感じさせる。
光を操る芸術家、ジェームズ・タレルの壮大な作品群とも似ている印象を受けた。
エリアソンの作品を見て僕は、日常生活の中で見落としていた光の不思議・美しさを再発見させてもらえたように思う。
★オラファー・エリアソン 影の光 展
■会場:原美術館↓
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
■展覧会期:2005年11月17日(木)〜2006年2月6日(日)
■開館時間:11:00〜17:00
(祝日を除く水曜のみ20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし祝日にあたる1月9日は開館し、その翌日1月10日を休館)、年末年始(12月26日〜1月4日)
■入場料:一般1,000円、大高生700円、小中生500円
Olafur Eliasson (Contemporary Artists)
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