アイドル万華鏡
辛酸 なめ子
辛酸なめ子著『アイドル万華鏡』読了。
まさに毒を持って毒を制すという言葉がぴったり、毒気たっぷりアイドル批評!!(安倍麻美、伊東美咲、大塚愛、小倉優子に果てはソフィア・コッポラなどを屈折した(?)愛情でブッた斬り!)うらみ節ならぬ、なめ子節炸裂の文章&イラストにわたくし終始メロメロでありました。辛酸なめ子女史の観察眼は、一度落ちるとニ度々這い上がれない、底無し沼のような深さがあります。
外で立ち読みすると、終始ニヤつき周囲の人に奇異な目で見られるヘンな人になっちゃう可能性大なので、家で紅茶(キャッフェオレでも可。)でもたしなみながらシロガネーぜのような徹底した落ち着きっぷり(お金に一生不自由しないことからくる揺るぎない自信…。)を保ちつつ、ゆっくりとページを捲るのがよいでしょう。
…結局それでもニヤついてしまうんですけどねっ。