不思議サーカス
マーク・ライデンの画集が発売されてました。
僕は彼の描くような、
かわいらしいのに、
どこか棘がある絵に何故か強く惹かれます。
彼の絵は薄気味悪い空気を観賞者に放ち続けます。
彼の絵を見ていると、事故現場をちょうど目撃してしまった瞬間、背筋に何か得体の知れない冷たさが走ると同時にわき起こる、奇妙な緊張と同じような感覚を覚えます。それくらい、目をそらせられず、見入ってしまうのです。
むかしのブリキのおもちゃのような、
かわいらしい頭でっかちの人形のような、
ノスタルジックな表層でもって画面をオブラートに包みつつも、その裏側にはライデンが芸術家足り得る所以の、サディスティックで病的な精神世界が巧みな描写力とともに潜んでいます。
シビレます。
☆マーク・ライデンのサイト
(毒々しいファンタジーのオンパレード!)↓
http://www.markryden.com/