映画の日に『善き人のためのソナタ』を観てきました。
ベルリンの壁が崩壊する直前の東ドイツでの物語。
シュタージ(国家保安省)の局員ヴィースラー(ウルリッヒ・ミューエ)は、劇作家であるドライマン(セバスチャン・コッホ)と、その恋人で舞台女優のクリスタ(マルティナ・ゲデック)が、反体制的であるという証拠をつかむよう上層部に命じられ、盗聴器を通して彼らの監視を始める…しかし、監視を続けるうちに彼等の愛と自由な思想に次第に魅せられてゆき・・・
若干33歳のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督(長い…。)が撮った今年のアカデミー賞で外国語映画賞を受賞した作品です。
この映画、素晴らしい…です。
それ以外の言葉はでないです。
なにか言葉にすると陳腐になってしまいそうで…。
僕にとっては生涯心に残る映画となると思います。
兎に角、ヴィースラー大尉役であるウルリッヒ・ミューエの抑えた演技が素晴らしい。
最後のシーンでのウルリッヒ・ミューエの表情と言葉が忘れられそうにありません。
震えました。
☆『善き人のためのソナタ』のサイト↓
http://www.yokihito.com/