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Ray

Ray / レイ 追悼記念BOX
Ray / レイ 追悼記念BOX

Ray』を観た。
レイ・チャールズの素晴らしい楽曲とジェイミー・フォックスの素晴らしい演技。この二つで見る価値ありの映画。2時間32分と長い映画だが、物語にグイグイ引き込んでゆくテイラー・ハックフォード監督(代表作は『愛と青春の旅立ち』)の演出力でなかだるみなし。ただレイのジャンキーで女好きなところばかりが取り上げられていて(それも事実ではあると思うが。)レイの音楽に対する葛藤みたいなものの描き込みが多少弱かった気がしないでもない。大天才ではあるけれども、才能だけではここまでエンターテイナーとしてのしあがれないと僕は思う。音楽に対する相当の努力と葛藤がレイにもきっとあったはずだと思うが、この映画では、レイがもともとから音楽の天才のように描かれていて、レイが音楽に対するこだわりとどう接し、どう消化していったかという部分の描き込みが甘いように思えた。まあ、そこまで追求しちゃうとスゲエ長い映画になっちゃうんだろうけど・・・。しかし、数々のライブシーンはほんと鳥肌もの。名曲「What'd I Sey」がライヴ中に即興で出来上がっていくシーンなんて最高にクール!ここでのジェイミー・フォックスの演技はまるでレイが乗り移ったかのようなすごさ。おそらく今年のアカデミー賞主演男優賞はジェイミー・フォックスが取るんじゃないかと。(ジョニー・デップに取ってほしいような気もするんだが。)とにかく、音楽好きには『Ray』はたまらない映画だと思う。この映画を観て、世界に音楽というものがあってつくづくよかったと思った次第。
(ちなみにサントラ『レイ・チャールズ、スーパー・ベスト』も良い!)
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