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武満徹 芸術新潮

芸術新潮 2006年 05月号 [雑誌]
芸術新潮 2006年 05月号 [雑誌]

武満徹氏の特集だったので芸術新潮五月号を購入しました。
東京オペラシティアートギャラリーで開催されている展覧会(4月9日〜6月18日まで。)にあわせての特集号です。
瀧口修造、谷川俊太郎らと交流があった作曲家、武満徹の展覧会。
彼の創作の源となったア−ト作品(オディロン・ルドン、パウル・クレ−、ジョアン・ミロ)、彼の遺品や楽譜、彼が音楽担当した映画のポスターなどが展示されている模様。
これはぜひとも見に行かねばっ!と思っている次第であります。

◎芸術新潮の記事にあったのですが、ジム・ジャームッシュ監督の『ナイト・オン・ザ・プラネット』の音楽は最初、武満徹氏に依頼がきていたんですねえ!これは初耳でした。(最終的にはトム・ウェイツが担当しています。)

☆芸術新潮のサイト↓
http://book.shinchosha.co.jp/geishin/

☆『武満徹 ─ Visions in Time』のサイト↓
http://www.operacity.jp/takemitsu2006/

☆『武満徹 ─ Visions in Time』の公式カタログ↓
武満徹―Visions in Time
武満徹―Visions in Time
武満 徹

☆武満徹の楽曲譜面と作品ノート、大竹伸朗の絵画・オブジェ作品をのせたコラボレーション豪華本!↓
武満徹:SONGS
武満徹:SONGS
武満 徹, 大竹 伸朗 

オリジナル・サウンドトラックによる 武満徹 映画音楽
オリジナル・サウンドトラックによる 武満徹 映画音楽
映画主題歌, サントラ

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クラッシュ

昨日、上映最終日だったので遅ればせながら、
アカデミー作品賞受賞作『クラッシュ』を見てきました。

多民族、差別、銃社会、
人間の強さ、弱さ、
伝えることの、
感じることの、
不確かさ。
恐怖とユーモア。
絶望と希望。

複雑に入り交じった映画でした。

観賞後も言葉に出来ないズシンとしたおもみが心に残りました。
監督、脚本のポール・ハギスのするどい人間観察眼、人物造形には舌を巻きます。
(もとTVドラマの脚本家らしく、海外ドラマ(ERとかの雰囲気…)のようなエピソードの積み重ねという感が、なきにしもあらずでしたが…しかし、複数のエピソードを巧みに編集し取り込み、二時間の映画枠に収める手腕にはほれぼれしました。)
ドン・チートル、マット・ディロンらを筆頭に俳優陣の重厚な演技も素晴らしかったです。
善かれ悪しかれ、人間とは一人では生きていけない生き物だと痛切に考えさせられる映画でした。素晴らしい映画です。

☆『クラッシュ』公式サイト↓
http://www.crash-movie.jp/

crash オリジナル・サウンドトラック
crash オリジナル・サウンドトラック
サントラ, カンザスカリ, ビリー・アイドル, クリス・ピアース, シヴィリゼーション, ランディ・コールマン, アル・ベリー
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林俊作 画爆TERRO



☆林俊作 FIRST Exhibition in OSAKA 『画爆TERRO』
■開催:2006年4月13日(木)〜4月25日(火)
■時間:11:00〜20:00
■場所:HEP HALL (HEP FIVE 8F)
http://www.hephall.com/
■入場料:無料

友人である、U君&Uさんが「おもしろかった!」と言っていたので、林俊作 FIRST Exhibition in OSAKA 『画爆TERRO』展を最終日に見に行きました。林俊作君と言えば『たけしの誰でもピカソ』のアートバトルに出演してた少年として記憶にあったぐらい。
実際の作品を見るのは初めてです。
いや〜、とても13才の描く絵とは思えません!
マジックや絵の具で描いた絵にさらに、フォトショップでデジタル加工を加えた巨大平面作品。ティム・バートンのイラストとシュールレアリストのオートマティズム(自動記述)絵画をかけ合わせたようなドローイングがHEP HALLの壁面に所狭しと展示されていました。
もう絵を描くのが好きで好きでたまらない!って感じがビシビシと伝わってきました。
個人的には、コンピューター加工された作品よりも、黒ペン一色で描いたドローイング作品群が素晴らしかったです。俊作少年、天性の構成感覚を持ってます!見ていて13才でここまで描けるとは!!…と大人のわたくしちょっと嫉妬&驚愕でありました。13才の少年らしく、彼の自由研究帳(学校の課題で作ったっぽい。)なども会場に置いてあって閲覧できたんですが、アントニ・ガウディとか、ジョルジュ・メリエス(SFXの元祖『月世界旅行』で有名な、トリック撮影を開発したフランスの魔術師です。)、レイ・ハリーハウゼン(ストップモーション・アニメ映画の巨匠です。ハリーハウゼンを敬愛するティム・バートン監督の『コープス・ブライド』には、”ハリーハウゼン”と蓋の裏側に刻まれたピアノがでてきたり…。それくらいスゴイお人。)などの事を調べていて、
おいおいっ!どんだけ濃い〜中学生やねんっ!!
とツッコミの一つもいれてやりたくなりました。(しかも、イラスト付き、かつ、とても丁寧に調べていて、大人の僕が読んでもおもしろかったです。メリエスが、晩年はモンマルトルの駅の売店で売り子をやっていた!なんてトリビアも、俊作研究帳を読むまで知りませんでしたし…。)林俊作君13才。これからどんな大人に、人間になっていくのか?これから彼の絵はどんなふうに進化していくのか?と非常に楽しみなアーティストであります。(でも、こまっしゃくれた、底意地の悪い大人にだけはならないでほしいなあ…。まあ、そんな人物の方が、アーティストらしいっていえばアーティストらしいんだけれども…。) 

☆林俊作君のサイト↓
http://www1.odn.ne.jp/~haya4hello/

☆レイ・ハリーハウゼンの DVD↓
レイ・ハリーハウゼン DVDライブラリー Limited Box 1
レイ・ハリーハウゼン DVDライブラリー Limited Box 1  


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女たちは二度遊ぶ

女たちは二度遊ぶ
女たちは二度遊ぶ
吉田 修一

吉田 修一著『女たちは二度遊ぶ』読了。
男の視点で語られる11人の女の物語。
最近の吉田 修一作品の中では、一番好みの短編集でした。
収録作品の中で好きなのは『泣かない女』と『最初の妻』。
『泣かない女』は普通の人間の中にある、残酷さ狡さを巧みに、さりげなく表現していて、読後、徐々に恐ろしくなってきます。 
『最初の妻』は、主人公の男性が13才の頃の出来事を回想する、どことなくノスタルジックな話。知らぬ間に人を傷つけてしまった主人公の痛みが、心に痛切に響きます。国語の教科書に載ってもおかしくないような良く出来た作品だと思います。
そして他のどの作品も、相変わらず日常の他愛もない会話、シーンを描くのが吉田 修一氏はほんとうまいっ!

☆『女たちは二度遊ぶ』関連サイト↓
http://www.kadokawa.co.jp/sp/200603-08/

会話シーンの巧みさと言えば、ちょっと前に読んだ伊坂 幸太郎氏の『陽気なギャングが地球を回す』もなかなかおもしろかったです。
日本の小説版『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 』の趣き!で爽快な読み応えが実にGood!!この『陽気なギャングが地球を回す』は映画化もされていまして、今年の5月13日から全国ロードショーが決定しています。映画館で予告を見ましたが、クセのある映像でなかなかに期待できそうな感じでした。原作をどのように脚本化しているのかちょっと楽しみです!
ちなみに主演は大沢たかお、鈴木京香、佐藤浩市、松田翔太、大倉孝二の面々であります。

☆映画『陽気なギャングが地球を回す』のサイト↓
http://www.yo-gang.com/

陽気なギャングが地球を回す
陽気なギャングが地球を回す
伊坂 幸太郎

☆『スナッチ』でおなじみガイ・リッチーの出世作。
クライム・ムービーの傑作です。脚本がとにかく秀逸!!↓
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ

 
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ヒストリー・オブ・バイオレンス

ヒストリー・オブ・バイオレンス
ヒストリー・オブ・バイオレンス

人によって好き嫌いが極端に分かれる(僕は大好きですが。)
デイヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作、
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』を見ました。
あらすじは…
『アメリカ、インディアナ州ミルブルックの小さな田舎町で、ダイナーを経営するトム・ストール(ヴィゴ・モーテンセン)と弁護士の妻エディ(マリア・ベロ)は、2人の子供たちと一緒に幸せで静かな生活を送っていた。だが、ある夜、トムのダイナーが二人組の強盗に襲われたことにより、静かな生活は霧散してしまう。強盗の一瞬の隙をついて銃を奪い取り、起死回生の正当防衛で、強盗を退治したトムは、一躍町のヒーローとなったのだが、数日後、そのニュースの影響でトムのダイナーに、威圧的な男たちが現れる。その一人、目がえぐれたフォガティ(エド・ハリス)は、昔の知人であるかのように、トムのことをジョーイと呼び親しげに話しかける。フォガティの訪れにより、トムの秘密の過去がぼんやりとその姿を現し初め、トムや家族に暗い影をおとしてゆく…。』ってな感じ。

最小限に抑えられた台詞、おさえた演出、冷めた暴力描写、全編を貫く静謐な緊張感が、かなりグッときました。西部劇のようなストーリー展開ながら、勧善懲悪ものの爽快な撃ち合い物語にしないのが、実にクローネンバーグ監督らしいです。低体温気味なアクション、カタルシスのない結末は、暴力の怖さと言うか、心地悪さをじりじりと心に刻み付けてきます。ところどころ、クローネンバーグ流のグロい演出はあるものの、今作品では、かなりおさえられていたように思いました。が、そのことにより、そのグロさがよけいに際立っていたような気も。 
トム(ヴィゴ・モーテンセン)の過去を暗喩しているかのような、オープニングシーン(二人の男が車でモーテルを離れるシーン。)のカメラワーク、台詞、演出は最高にクール!!の一言。DVDがでれば何度も見たいシーンの一つです。
『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルン役でブレイクしたヴィゴ・モーテンセンの演技は、トムの二面性を的確に演じ分けていて、まじ怖かったっす。(しかし、クローネンバーグ監督、ジェームズ・ウッズしかり、クリストファー・ウォーケンしかり、ピーター・ウェラーしかり、トカゲ顔の俳優を起用するのがほんと好きですな。本人も、ハ虫類系の顔だけに親近感がわくのでしょうか…。)
トムの妻役のマリア・ペロも体をはったいい演技!(しかし、あのコスプレ姿はいかがなものかと…。新しいコントかと思いました。)
しかし、なんと言ってもフォガティ役のエド・ハリスの演技が最高でしょう!彼こそ、ちょいワル親父の最高峰といっても過言ではないハズ!『ポロック/二人だけのアトリエ』でのポロック役の演技は、切なくてシビレましたが、今回は、彼の周りにそこはかとなく漂う恐怖オーラにシビレました。威圧感バッチリの重厚演技。ウィリアム・ハートの演技も良かったですが、エドの滲み出る怖さにはかないません。

『ヒストリー・オブ・バイオレンス』の原作はこの漫画↓

ヒストリー・オブ・バイオレンス
ヒストリー・オブ・バイオレンス

原作漫画では、主人公トムの過去がかなりのページを割いて語られるのですが、映画ではトムの過去は、微妙に匂わす程度でほとんど語られません。これはジョシュ・オルソンの脚本によるものか、クローネンバーグ監督の演出によるものか、詳しい事はわかりませんが、過去を語らない事により、主人公であるトムが原作漫画よりもミステリアスな存在として浮かび上がっていたように思います。個人的には原作漫画よりも、映画版のほうが断然好み。映画はひたすら我が道をゆく変態クローネンバーグ監督テイストに溢れる逸品となっていました。
(ちなみにニューライン・シネマが映画化権をもつ浦沢直樹氏のコミック『モンスター』もジョシュ・オルソンが執筆中!どのような映画になるのか非常に楽しみです!)

☆ヒストリー・オブ・バイオレンス公式サイト↓
http://www.hov.jp/

☆アーティスティックな男、ヴィゴ・モーテンセンは絵を描いたり写真を撮ったりもしています。そんな彼の写真家としての写真集がコレ↓
Coincidence of Memory
Coincidence of Memory
Viggo Mortensen

☆ヒストリー・オブ・バイオレンスのサントラは『羊たちの沈黙』の音楽でおなじみ、ハワード・ショアが担当↓

ヒストリー・オブ・バイオレンス
ヒストリー・オブ・バイオレンス
 
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ラストデイズ



ガス・ヴァン・サント監督、最新作『ラストデイズ』を見ました。
1994年4月5日、この世を去った『ニルヴァーナ』のカート・コベイン。
猟銃自殺と言われてますが、本当に自殺なのか真意は定かではありません。婦人であったコートニー・ラヴが実は…。ってな噂もあったりします。
ガス・ヴァン・サント監督は、そのカートが死に至る2日間に焦点をあて、架空のロック・スター、ブレイクというカートの分身を作り上げ、彼が死へと向かう架空の物語をドキュメンタリータッチの手法で詩的に撮り上げます。
もう、この映画ヘコミ度120%…。
ブレイク役のマイケル・ピットの演技が、ダウナーなカートになりきっていて、見ていてスゲエ息苦しい。小声でぶつぶつと意味不明な事をしゃべるとこなんて、演技とは思えないほどの狂気を孕んでました。劇中、マイケル・ピットがアコギ一本で歌う『death to birth』(マイケル・ピット自身が作詞作曲。)は鬼気迫るものがありました。きっとこの映画同様、若くして巨大な成功を手にしてしまった本物のカートも、神経を擦りに擦り減らしたギリギリのとこで人生を綱渡りしてたんだろうな…。と思わせるほどの迫真の演技でありました。
鬱ってのは、まわりにウツルなんてことも言われたりしますが、ダウナーなこの映画、見ていて非常に疲れる映画でありました。『ニルヴァーナ』に興味がない人には、この映画さっぱりわけがわからん映画かと…。一人の頭に狂気を飼っている人間(しかも、その頭の中はけっして覗く事ができない。)が自殺するまでをたんたんと映像にして垂れ流している感じ。正直、『ニルヴァーナ』好きでもちょっとキツいところがあります。『ジェリー』『エレファント』に続き『ラストデイズ』という作品を撮った、ガス・ヴァン・サント監督。
あきらかにハリウッド映画と決別したように思えました。

☆ラストデイズのサイト↓ 
http://www.elephant-picture.jp/lastdays/

☆ガス・ヴァン・サント監督のインタビュー記事ページがありました。↓
http://www.theaterpark.jp/sp/usa/4.html

☆↓この本にカート・コベインの猟銃自殺に関する話が少し載ってます。
ダークサイド・オブ・ロック
ダークサイド・オブ・ロック
山崎 智之, 川嶋 未来, 平野 和祥
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鈴木祥子

前回紹介した、ケイティー・タンストールの『サドゥンリー・アイ・シー』は、パティ・スミスのアルバム『ホーセス』のジャケットに写る、パティ・スミスの姿にインスパイアされて作った曲でした。
(ちなみに、この『ホーセス』のジャケット写真は、エイズにより惜しくもこの世を去った天才写真家ロバート・メイプルソープが撮った写真であります。
ロバート・メイプルソープの人生を辿った本↓ 

メイプルソープ
メイプルソープ
パトリシア モリズロー, Patricia Morrisroe, 田中 樹里

でメイプルソープとパティ・スミスとの出会、恋人時代、そしてその後の二人が興味深く語られています。)

今回もパティ・スミスつながりという事で、鈴木祥子の最新アルバム『鈴木祥子』↓について。

鈴木祥子
鈴木祥子
鈴木・祥子

鈴木祥子さんは、奥田民生と共作したり、PUFFYに楽曲提供したり、バート・バカラックの曲、岡村靖幸ちゃんの名曲『イケナイコトカイ』をカヴァーしたりしてる実力派女性アーティストです。10数年前に放送されていた、小泉今日子&緒形直人主演のドラマ『愛するということ』の主題歌、小泉今日子の歌う『優しい雨』を作曲したのも鈴木祥子さんです。しかし、このドラマ、緒形直人の小泉今日子への強引な愛情表現が、とんでもなかったのをなんとなく覚えてます…。もうストーカーのはしりのようなドラマでしたね、これは…。懐かしいなあ…。
話がそれちゃいましたね…。元に戻します、
この5年ぶりとなる最新アルバムにはパティ・スミスの名曲『フレデリック』のカヴァーが収録されています。 
僕は高校生の時から、鈴木祥子さんの曲を聞いてきているので、パティ・スミスの曲をカヴァーするってのが、妙に納得できてしまいます。彼女は男には持ち得ない女性の温度で、歌を歌います。巷で流行っているような表面的な愛の歌を歌わず、愛の淵を抉るように息苦しい言葉を紡いで曲にします。
僕は、彼女の歌に、いつも微熱のような温度を感じます。体はだるいのに、どこかフワフワと宙を彷徨っている感じ。熱に浮かされたままの頭に浮かぶとりとめのない言葉の数々。それらは熱から覚めれば、すぐに忘れてしまうようようなものたちですが、そんなふうに自分が無防備であったときに浮かぶ言葉の切れ端が、実は普段、自分が考える事よりも、正直なことであったり、大切なことであったりすると僕は思います。鈴木祥子さんの歌は、そういった彼女自身の醜いところも含めた正直な部分を言葉にし、メロディーにのせ歌っているように思います。 
それがパティ・スミスのもつ強さと、何処か似ているような気がするのです。
『ラジオのように』のセルフカヴァー含む全11曲、最新アルバム『鈴木祥子』は実に聞き応えのあるアルバムです!
(個人的にはファンである『カーネーション』の直枝政広氏がギター、コーラスで参加しているってのもポイント高し!
好みは9曲目の『LOVE/IDENTIFIED』!)

☆鈴木祥子のサイト↓
http://syokosuzuki.sakura.ne.jp/

☆ちなみにパティ・スミスの『フレデリック』が収録されているアルバムはコレ↓
ウェイヴ
ウェイヴ
パティ・スミス・グループ

☆カーネーションのベストアルバム↓
CARNATION 20th ANNIVERSARY BEST ALBUM CARNATION IS THE GREAT R&R BAND!-C-SIDE OF CARNATION-
CARNATION 20th ANNIVERSARY BEST ALBUM CARNATION IS THE GREAT R&R BAND!-C-SIDE OF CARNATION-
カーネーション
 
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ケイティー・タンストール アイ・トゥ・ザ・テレスコープ

アイ・トゥ・ザ・テレスコープ
アイ・トゥ・ザ・テレスコープ
ケイティータンストール

2006年のブリット・アワードで最優秀女性ソロ・アーティスト賞を受賞したケイティー・タンストール。スコットランド出身ながら、彼女の顔立ちは中国人である母親の血を受け継いでいて、どことなくエキゾチック。ギターを持つ姿も様になっていてカッコよいです。
最近ラジオでは『サドゥンリー・アイ・シー』がよく流れていますが、この曲はパティ・スミスのアルバム『ホーセス』のジャケット写真に写る、凛としたパティ・スミスの姿にインスパイアされて作った曲だそう。
ホーセス[レガシー・エディション]
ホーセス[レガシー・エディション]
パティ・スミス

アーニー・ディフランコばりの骨太な女性シンガーソングライターがでてきたなあ!と思いつつ、『アイ・トゥ・ザ・テレスコープ』最近よく聞いてます。
お気に入り曲はアルバム4曲目『ブラック・ホース・アンド・ザ・チェリー・ツリー』!!
 
☆ケイティー・タンストールのオフィシャルサイト↓
(英語サイトです。 ALBUMのページで『ブラック・ホース・アンド・ザ・チェリー・ツリー』のライヴPVが見れます!ギターのボディを叩いた音をエフェクターでループさせドラムビートにし、それに合わせてギターカッティングしているライヴパフォーマンスにシビレます!かなり…カッコよしっ!! )
http://www.kttunstall.com/

☆ケイティー・タンストール特集ページ↓ 
http://www.toshiba-emi.co.jp/intl/special/0604kt/index_j.htm

☆アーニー・ディフランコのアルバム↓
リトル・プラスティック・キャッスル
リトル・プラスティック・キャッスル
アーニー・ディフランコ
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人生という名の列車 馬場俊英 

人生という名の列車(初回限定盤)
人生という名の列車(初回限定盤)
馬場俊英, 五十嵐宏治

三十路男の僕にとって、馬場俊英さんの紡ぐ歌は、心にしみすぎるほどにしみます…。
『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『一瞬のトワイライト』、約10分に及ぶ大曲『人生という名の列車』を含む全12曲収録。
(初回限定番は、大阪厚生年金芸術ホールでのライヴから『この街で』『陽炎』『愛の歌を歌いたい』『男たちへ女たちへ』の4曲を特別収録した特典CD付き!)
ちなみにジャケット、および歌詞カードに使われている写真は、なんと写真家である佐内正史氏の写真!
日常の一瞬、一場面を切り取った佐内氏の写真と、その日常を生きる人々の人生を切り取ったかのような馬場俊英さんの歌詞。
素敵すぎます!

生きている―佐内正史写真集
生きている―佐内正史写真集
佐内 正史

☆馬場俊英の公式サイト↓
http://www.t-baba.com/

☆オフィシャル・ウェブサイト↓
http://www.forlife.co.jp/babatoshihide/info.html

☆You Tube から、
『ボーイズ・オン・ザ・ラン』映像↓
http://youtube.com/watch?v=55JAdN7iQ_w&search=toshihide%20baba

『人生という名の列車』映像↓
http://youtube.com/watch?v=XnBblgI4dl0&search=toshihide%20baba


 
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ニキ・ド・サンファル展

若いころファションモデルの仕事をしていたことは知っていました。
(『ヴォーグ』や『ハーパース・バザー』、『ライフ』の表紙を飾っていたとは、知りませんでしたが!)
美術館の常設展に飾られている、彼女のオブジェ作品を何度か見たこともありました。
その時は、特にこれといった感動も感慨もわかなかったのですが、今回、ペインティング、版画、オブジェなど、初期から後期までの変遷が辿られている回顧展で、ニキ作品の全体像を見て、わたくし、いたく、いたく感動いたしました!
いや〜、ほんと素晴らしい!!
おもわず図録も衝動買いです↓

(表表紙、裏表紙ともに少し弾力性を持たせた、フカフカ造本が面白くてイイ感じ!)

クリス・オフィリ(1998年にターナー賞(イギリスで審査される現代美術の賞。まあ映画でいうところのアカデミー賞みたいなもんです。)を受賞した画家。)のペインティングを彷彿とさせる初期作品、
☆『女性の肖像(自画像)』↓(左ページの作品)


◎ちなみにこれがクリス・オフィリ作品↓

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ジャスパー・ジョーンズの『標的(Target)』↓
http://www.smma-sap.or.jp/col2-2.htm
に、ニキの女性的な感情を味付けしたかのような、
☆『聖セバスチャン、あるいは私の愛人のポートレート』↓(右ページ)

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ルイーズ・ネヴェルスンの作品にも通ずる、アッサンブラージュ作品、
☆『カテドラル』↓(左ページ作品)


◎んでルイーズ・ネヴェルスンの作品がコレ↓

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など初期作品群は、当時のヌーヴォー・レアリスム、ネオダダなどの美術運動に影響を受けつつも、ニキ自身の表現を模索している感じが如実に表れていて、非常に興味深くおもしろかったです。特に『カテドラル』はニキが制作において、いつも念頭にあったでであろう、男性社会における女性性、権力のもとにある宗教の歪みがテーマの作品。機関銃を構えたおもちゃの兵隊、飛行機、消防車、怪獣、馬のおもちゃなどすべて男性性を象徴するかのようなものをこれでもかっ!!とたくさん貼っ付けて大聖堂(カテドラル)の形を作りあげていて、偏執狂的なパワー炸裂でかなりキテる作品でした。これらの初期作品から、彼女の代表作品ともいわれるナナシリーズへと至る過程は、見ていてほんとスリリング。鮮やかな色彩&丸みを帯びた魅力的な形を有するオブジェ、ポップな絵に内省的な言葉をちりばめた版画作品は、ついに彼女が自分のオリジナリティを見つけたといわんばかりのエネルギーに満ちあふれていて、ただただ圧倒されるばかりでありました。
☆ナナシリーズオブジェ↓

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ガウディの建築物、ボマルツォの『怪獣庭園』(イタリア、ローマ郊外にあるボマルツォという小さな街にある奇妙な庭園です。澁澤 龍彦氏が、度々本で紹介している場所です。)、シュバルの理想宮(郵便配達夫フェルディナン・シュバルが33年かけたった一人で作り上げた奇妙な宮殿ですね。)にインスピレーションを受けてイタリアに建設された、ニキ晩年のライフワーク『タロット・ガーデン』も前述の建築物同様、脅威の異相感を醸し出していてシビレまくること、このうえなしっ!いつか絶対訪れたいっす。↓

 
☆タロットガーデンのサイトはコチラ↓
http://www.nikidesaintphalle.com/

ボマルツォの怪物―澁澤龍彦コレクション 河出文庫
ボマルツォの怪物―澁澤龍彦コレクション 河出文庫
A・ピエール・ド・マンディアルグ, 澁澤 龍彦

☆郵便配達夫シュヴァルの本↓
郵便配達夫シュヴァルの理想宮
郵便配達夫シュヴァルの理想宮
岡谷 公二
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ニキ・ド・サンファル、僕は今回の展覧会を見るまで、この芸術家の事をかなりあなどってました…。
いや〜、実際、これだけの作品群を見せられるともう…ほんとスゲエッ!!と唸る意外ありません。まじカッコよかったっす!!↓

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☆『ニキ・ド・サンファル展』
■会場:大丸ミュージアム梅田↓
http://www.daimaru.co.jp/museum/index.html  
■展覧会期:2006年3月26日〜4月9日
■開館時間:午前10時→午後7時30分
※最終日は午後4時30分まで(午後5時閉場)
■入場料:一般900円(700円)、大高生700円(500円)、中学生以下無料

☆ニキ・ド・サンファル展、
2006年5月11日〜5月22日は大丸ミュージアム東京、
2006年6月17日〜8月15日は名古屋市美術館、
2006年8月22日〜9月24日は福井市美術館と巡回していくようです。
______________________________

☆栃木県にあるニキ美術館のサイトはコチラ↓
http://www.niki-museum.jp/


ニキ・ド・サンファル
ニキ・ド・サンファル
増田 静江
  
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ボブ・マーリー レジェンド MARLEY LEGEND

ボブ・マーリー レジェンド MARLEY LEGEND
ボブ・マーリー レジェンド MARLEY LEGEND

ボブ・マーリーのアートブック!
内ポケットや綴じ込みに、ツアー・ポスターやイラスト、手書きの歌詞原稿のレプリカが入ってて、なんかすげえ楽しい。

詳しくは↓
http://www.bls-act.co.jp/artist/bob_marley.php

わたくし、この手の付録付き&飛び出す絵本的な本に目がありません。
大興奮であります!!
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