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ジャック・ジョンソンライヴ

イン・ビトゥイーン・ドリームス~初回限定生産DVD付きスペシャル・エディション
イン・ビトゥイーン・ドリームス~初回限定生産DVD付きスペシャル・エディション
ジャック・ジョンソン
 
昨日、ジャック・ジョンソンライヴ見て参りましたin Zepp Osaka.
いやー、なによりも気になったのは、俺の前にいた、ちびヒゲおやじ。(ちょいパパイヤ鈴木似。) このちびヒゲおやじが激しく踊りまくるのなんの・・・。
腰をクネクネ、カクカク、両腕を祈るみたいに組み上げて・・・なんつうか・・・いんちき祈祷師ばりに動き回るわけですよ!!
あれだけたくさんの人がいるなか、よりにもよって俺の目前を!!!
もう、俺大迷惑。ちびヒゲおやじの振り上げる腕が、何度も俺の鼻先を掠め、でっかいしりが俺の太ももに触れ・・・。 
すこし下がろうにもフロアーには沢山のオーディエンス・・・。
下がるに下がれませんです。
結局、ひたすらうざいちびヒゲおやじの前衛舞踏越しにG.ラヴ&ジャック・ジョンソンを観るハメに・・・。(俺はジャックを見に来たのか?このちびヒゲおやじを見に来たのか?果たしてどっちなのか?!と不毛な、問い掛けが俺の頭の中をぐるぐるぐるぐる・・・・。) しかし、なんでジャック・ジョンソン聞いてあんな激しい踊りすんのか? ちびヒゲおやじの隣にいたアメリカ人とおぼしきカップルですら失笑気味。
ライヴなんだから踊るのはまあ当然だと思うが、ちびヒゲおやじよ。あんたの踊りはあまりにアウトローだったよ。なんか俺スゲエ疲れた。しかし、Gはブルースハープがうまいね。前回見たときもそう思ったけども、リズム感が抜群だな。G.ラヴの演奏は完成されてる。盛り上げ方とても上手い。それに比べると、ジャック・ジョンソンの演奏はちょっとゆるいんだよなあ。多少スキがある感じ。(まあ、そこが味といったら味なんだろうけども。)ジャック・ジョンソンの場合、ホールより野外でライヴするほうが雰囲気でそう。芝生にのんびり座って、星空に向かって煙草くゆらせながら聞くとかしたら最高だろうなあ。(煙草やめちゃったけども。)途中でジャック・ジョンソンとGの共演があったんだが、これまた素晴らしかった。ジャックがG.ラヴに提供した曲『ロデオ・クラウンズ』をともに歌ったり、マドンナの『ホリデイ』を演ったり。(Gのラップアドリヴあり!)で最高にいかしてたな。 G.ラヴ、ジャック・ジョンソンあわせて3時間ちょっとのライヴ。見ごたえ十分だった。 

9月にはベン・フォールズのライヴがあることも今回のライヴチラシで発覚!
これまた行きたいライヴだなあ。
http://www.bounce.com/news/daily.php/5507/headlineclick
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i pod? i raq?

Esquire (エスクァイア) 日本版 07月号 [雑誌]
Esquire (エスクァイア) 日本版 07月号 [雑誌]

グラフィックデザインの特集でおもしろそうだったのでEsquireの7月号を買う。 Esquireってほんとセレブ風味でスノッブな雑誌よね・・・。いまいち好きになれん。が、今号はなかなかおもしろかった。僕の好きなグラフィックデザイナー、ジョナサン・バーンブルックも載っていたし、海外の色々なグラフィックデザイナーの事が書いてあって、これで700円はけっこうお得かも。 個人的にスゴイと思ったのは、フォークスクリューなるデザイン集団のグラフィックデザイン”i raq"。これはi podをi raqともじり、i podのキャンペーンビジュアル(i podを聞きながら黒いシルエットの人物達が踊ってるやつ。)を真似て、イラクで起きたアグレイヴ収容所虐待事件を世間に訴えたもの。i podの自由で楽観的なイメージを利用して大量消費社会アメリカ、ブッシュ政権のうたうからっぽの正義を痛烈に皮肉っている。どんな長い論文や、こむずかしい文章よりも一瞬で頭に入り伝えてくるビジュアルデザインのスゴさ。紙切れ一枚が創り上げる強烈なインパクトにただただ脱帽!

★”i raq"(フォークスクリュー)のサイト↓
http://www.forkscrew.com/main.html

★Esquire(日本版)のサイト↓
http://www.esquire.co.jp/

★ジョナサン・バーンブルックのサイト↓
http://www.barnbrook.net/
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地図にない町

地図にない町―ディック幻想短編集
地図にない町―ディック幻想短編集
フィリップ K.ディック, 仁賀 克雄

『地図にない町』を読了。
映画『ブレードランナー』の原作小説『アンドロイドは電気羊の夢をみるか?』で有名なフィリップ・キンドレッド・ディックの初期短編集。好きなのは表題作である『地図にない町』と『あてのない船』という話。『地図にない町』は脳内麻薬物質ドーパミン大量噴出の不条理白昼夢。『ねじ式』小説版って感じで、郷愁と不可思議感がないまぜになったストーリー展開が実に好み。この世界観は映像化したらかなりおもしろいような気がする。『あてのない船』は変人扱いされながらも仕事そっちのけで、何かに憑かれたように巨大な船を家のガレージ横で作り続ける男の話。他にもSFあり、世にも奇妙な物語風あり、トワイライト・ゾーン風あり、星新一風ありと物語が多彩でなかなかおもしろい短編集だった。
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原寸美術館 画家の手もとに迫る

原寸美術館 画家の手もとに迫る
原寸美術館 画家の手もとに迫る
結城 昌子

いい本だ。
ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ターナー、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャン、ワイエスなど様々な天才画家の筆致が原寸大で迫ってくる。作品をページ内におさめるために縮小している従来の画集とは違い、作品部分を実際の大きさでページいっぱいに掲載しているのがこの本のみそ。他の画集に比べて絵の持つ力が格段によく伝わってくる。画家それぞれの筆致の違いが実によくわかるのにはシビレた。まるで画家がカンバスに対峙している、その真後ろから見ているような感動を味わえる。
この本のようなシリーズもっとだしてほしいなあ。 
何度見てもあきのこないほんと良い本。 
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i podCM曲

ディーモン・デイズ (CCCD)
ディーモン・デイズ (CCCD)
 
いやはや、i podCMの楽曲センスには毎回頭がさがりますな。
『caesars』の”jerk it out”に続いては、
『Gorillaz』の”Feel Good Inc”ですか!
そりゃ、売れちゃうわなあ・・・あのちっちぇポッド・・・。
ありゃ、オシャレビームちょっとですぎだな・・・。 
http://www.toshiba-emi.co.jp/gorillaz/
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インファナル・アフェア3 終極無間

インファナル・アフェア 限定デラックス DVD-BOX
インファナル・アフェア 限定デラックス DVD-BOX 
やっとこ『インファナル・アフェア3 終極無間』を観てきた。
男は黙ってハードボイルドな映画。
『インファナル・アフェア1』を見とかないと、さっぱり理解出来ない映画。
しかし、熱いよ。この男達。真夏の強い日差しが照りつける中、汗を拭きつつ、ふと海の方を見てみると、ええ〜っ!松崎しげるが必死にバタフライっ!!ってぐらい熱い。(もちろんビキニパンツで。) 
インファナルな男達は、いつでもどこでも生と死スレスレの境界線を綱渡り。
俺、小心者やから、こんなんなったら絶対神経持ちませんわ。
職務放棄して泣きべそかきながら国外逃亡はかるな・・・きっと。
そんな、小心者の俺と比べて劇中の男達のかっちょよいこと。
まさに漢と書いてオトコと読むだよ!
上映中、香港フィルム・ノワールのダークで湿り気を帯びた世界観に終始満足気な俺であった。
でも、作品の出来としては1の方が上だと思う。
はたして、ハリウッドリメイク版『インファナル・アフェア』の出来はどうなのか?
レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンの共演ってのが実に微妙。
監督はマーティン・スコセッシ。むかしのスコセッシ映画はとんがっていたけど、最近のスコセッシ映画は・・・ねえ・・・。 
『ミラーズ・クロッシング』のコーエン兄弟あたりがやってくれたら期待できたんだが・・・。
http://www.infernal.jp/index_top.shtml
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エイモス・リー

エイモス・リー   (CCCD)
エイモス・リー (CCCD)
エイモス・リー

エイモス・リーである。 
現在、関西の某FMラジオ曲の5月度ヘヴィー・ローテーション曲にも選ばれている、エイモス・リーである。そのデヴューアルバムの日本版がついに発売される。輸入版は数カ月前に発売されていて僕はタワレコで試聴していた。その瞬間にこれはいい!ほしいっ!と思ったんだが、個人的に日本版のほうが好き(たいてい歌詞や対訳が付いてるので。)なので日本版が出るまでまっていた。そしてついに発売されるのである!日本版が5月18日に!
エイモス・リーは27歳になる元教師。(元教師ってとこが、小学校の音楽講師だったシェリル・クロウとちょいかぶり。)
ノラ・ジョーンズが昨年の欧州・北米ツアーのオープニングアクトとして起用。
なんと、今年はボブ・ディランの全米ツアーのオープニング・アクトに抜てきされているという、要注目の若手フォーク・ソウルシンガーである。「ついに俺の時代が来たぜ!ガハハッ!」と遠いアメリカでエイモスは高笑いしていることだろう。たぶん・・・。
音的には、男版ノラ・ジョーンズって感じが非常に強い訳だが、なにより、声とギターの演奏が良い!声質は、トレイシー・チャップマンの声を高音にし、より透き通った感じにした雰囲気。トレイシー・チャップマン同様、歌に説得力があり、かつ暖かい!なんとも言えずよい声である。そして奏でるギターの音色のやわらかいこと!日本ではハナレグミの音が少し近いか。ハナレグミが好きな人は、きっと気に入るミュージシャンだと思う。1曲目と7曲目にノラ・ジョーンズが参加しているのも聞き所の一つ。
嫌な事件や出来事が目まぐるしく起こり続ける昨今だが、そんななかでAmos Lee (エイモス・リー)の音楽は心を落ち着かせ、生き急ぐ人々をちょっと立ち止まらせる、一服の清涼剤だと思う。 
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笑いの大学

笑の大学 スペシャル・エディション
笑の大学 スペシャル・エディション
三谷喜幸原作・脚本の映画『笑いの大学』を観た。
昭和15年、戦争への道を突き進みはじめた日本。 
そんな時期に笑いは不謹慎とばかりに、国民娯楽である演劇は上演前から、お堅い検閲官によって台本が添削され、その検閲官の規制に従わない脚本家の劇はたちまち上演中止になっていた。そんなおり、警視庁の取調室に呼び出された『笑の大学』座付作家、椿(稲垣吾郎)は検閲官、向坂(役所広司)の検閲を受ける事になる。
取調室で検閲を受けるたびに、二人の間にかすかな友情のようなものが芽生えてくるが・・・
と言うお話。映画の半分以上が役所広司と稲垣吾郎の取調室での会話劇。否応なく二人の演技力が確かめられるわけです。 
もう、ひとことで言って役所広司は天才!この演技は日本人誰が観てもスゴイ・・・と思うはずです。演技のうまさ、表現の多様さに現代日本にも、こんなスゴイ役者さんがいるんやなあ〜と心底、感心させられました。吾郎ちゃんの演技も悪くはないのだけど、天才役者のまえでは・・・明石やさんまとつぶやきシロー。もとい、サザンと大事マンブラザーズバンド状態です。・・・まあようするに、てっちり嗜む大人と、旨い棒をうまそうに食う子供ぐらいの差があるわけです。と言いつつ、役所広司に引っ張られる形で吾郎ちゃんも、がんばって演技しているので二人の演技合戦、充分見ごたえアリでした。
ストーリー的には、前半、少々展開がゆっくりで間延びした感がありましたが、後半から、ぐんぐん急加速!二人の会話劇に目が離せなくなります。ラストもこれまた切ないねん・・・。
笑って最後に切なくさせる。良い映画の見本のような映画でした。

●ちなみに椿(稲垣吾郎)のモデルとなったのは実在の人物、喜劇王榎本健一(エノケン)の座付作家菊谷栄。検閲に泣かされながらも、エノケンの全盛期を陰で支えていたんですが、作家としてもっとも脂が乗っていた時期に召集。35歳という若さで戦死しています。この事実を知った上で『笑いの大学』を見ると。ラストがよけい胸に滲みます。
 

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泣かない女はいない

泣かない女はいない
泣かない女はいない
長嶋 有

長嶋有さんの『泣かない女はいない』を読了。
このタイトルは、この小説にでてくる人物、樋川さんがボブ・マーリーの『No woman no cry』を無理やり訳した時のセリフ。
長嶋有さんの小説は好きで全部読んでいるのだが、今回のもよかったな。彼の小説は事件らしい事件が、全くといっていいほど起こらない。日常の些細な事柄に対する登場人物の機微が、時に切なく、時に滑稽に淡々と綴られてゆく。重い小説か、軽い小説か、どちらかと言えば軽い小説。リズムよくスラッと読めてしまうのがいい。けれど、スラッと読めてしまうわりに読後感は不思議と重い。
なんだろう?言葉にするのは難しいが、読み終わったあとに心に何かが引っ掛かる感覚がある。切ないというほど切ないものではなく、悲しいというほど悲しいものでもない。けれど確かに心臓の端っこのあたりがチクリと疼く。長嶋有さんの小説を読み終わるといつも僕はそんな感覚におそわれる。それは、生きるということの何かに、微かに触れたような気がするからかもしれない。切ないというほど切ないものでもなく、悲しいというほど悲しいものでもなく、苦しいというほど苦しくもなく、楽しいというほど楽しくもなく、何かを期待するほど何かが起こるわけでもなく、コマ切れすることなく続いてゆく毎日。そんな、さして何も起こらない在り来たりな日常を、その日常の微かな変化を、長嶋有さんは巧みに描いてみせる。そこがなんとも言えずよい。

http://www.n-yu.com/

世界は目まぐるしく動いているというのに、日本に住む僕達の日常は呆れ返るほど何も起こらない。けれど世界を目まぐるしく動かしているのが僕達自身であることも、僕達はなんとなくではあるが自覚している。何処に向かっているのか、行く先さえ掴めない今にも崩れ落ちそうな脆い世界。そんな世界に住む僕らの日常の呆れ返るほどの平穏。僕達は砂のお城の上に腰掛けていることすら、気付かないまま年をかさねてゆくのかも知れない。ほんとうのところ、一番滑稽なのが僕達自身であることにすら気付かないままに・・・。
  
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シュテファン・バルケンホール展

Stephan Balkenhol
Stephan Balkenhol
Stephan Balkenhol
国立国際美術館に『シュテファン・バルケンホール、木の彫刻とレリーフ』展を見に行った。バルケンホールはドイツの現代彫刻家。現代人(白いシャツに黒いスラックスをはいた何処にでもいそうなおじさん。このモデルはどうやら作家本人っぽい。)や、童話ブレーメンの音楽隊から抜け出て来たような動物達の彫刻や、巨大な大聖堂の彩色レリーフ作品(遠くから見ると絵に見える。近寄って見ると、版画のように板を彫り込み彩色しているのが分かる。版の凸凹感がなんともいえず良い!)などなど、約50点あまりの展示。
ところどころ木の削り痕を、さかむけのように残している荒削りな仕上げの木彫は、形が非常にユーモラスで、彫像それぞれにすっとぼけたオーラをかもしだし、じっと見ていると美術館にいるのになんとなく笑いが込み上げてくる。特に動物シリーズの黒いプードルの形はなんともかわいらしく(ちっちゃな子供が楽しげに作ったって感じ。)バルケンホールって子供がそのまま大人になっちゃったような人なんじゃないか?という思いが頭に浮かぶ。現代美術にありがちな小難しさがないのが見ていて実に心地よい。素朴で荒削りな作風は日本の円空仏を彷佛とさせ、さながら現代版ドイツの円空仏師の趣き。わざと荒削りなところを残しつつも、よく見ると細かいところはやたらと丁寧につくりこんでいて、芸が非常に細かい。一見、おおらかな作風ながら、実は以外と神経質に作り込んでいるあたり、まさにドイツ人気質の面目躍如。こういう細かいところにこだわりを持つ作品、僕は大好きであります。

 
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アーキグラム

アーキグラムの実験建築1961-1974
アーキグラムの実験建築1961-1974

『アーキグラムの実験建築1961-1974』のアート本が出ていた。
この本、水戸芸術館現代美術センターで2005年1月22日〜3月27日まで開催されていた展覧会を契機に刊行されたもの。この展覧会、行きたかった展覧会なんだけれども、なにせ水戸は遠すぎる・・・。ってことで残念ながら行かなかった展覧会。"アーキグラム"とは、1960から79年代初頭にかけて活躍したイギリス建築家集団と彼らが出版した雑誌のタイトルを兼ねた名称。建築や詩、アート、デザインなどの分野をごちゃまぜにして、未来的でサイケな建築や都市をポップなグラフィックやコラージュで表現し、自らが出版した雑誌などで発表、建築界のビートルズなんて言われちゃってる集団。ちなみに実際に施行されたものはなし。アーキグラム誌で発表しただけっちゅう、僕的に言わせてもらえば超妄想集団であります。
水中両用型移動式住居(リビング・ポッド)、カプセル状の空間ユニットを自由に組み合わせる(プラグイン・シティ)、宇宙服から着想を得たというスーツ型携帯式住居の(スータルーン)などなど、
どこか、どらえもんの世界を彷佛とさせるおちゃめな建築の数々。それらをSFコミックスや広告などのイメージを引用しながら、実におもしろく、かっこよくデザインしている。
ただ妄想するだけでなく、建築デザインとして形にし、紙面に発表ているところがアーキグラムのすごいところ。発想もかなり先を行ってる人達だったんだな、こりゃ。と思わせる事間違いなし。
そして、この『アーキグラム』本、デザインが非常に秀逸。
透明ビニルカバーに、『アーキグラム』の建築デザインが白いラインで印刷されていたり、ページとページの間に、異なった紙質でアーキグラム誌の縮小版がとじられていたり(中には封筒に入っていたり、幾重にも折り畳んであるものもあり。)まるで大人版、飛び出す絵本の趣き。
しかも有無を言わせぬオシャレ感・・・。
ページを捲るのが非常に楽しい本。
こりゃ、展覧会も行くべきだったなあ・・・。
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逆転世界

逆転世界
逆転世界
クリストファー プリースト, Christopher Priest, 安田 均

『奇術師』・『魔法』の著者クリストファー・プリーストの『逆転世界』を読了。素晴らしい。読み終わったあと、この現実と呼ばれている世界もほんとに存在しているのかわかったものではないな・・・。と人間の知覚、認識について深く考えさせられた。これだけの異質な世界を構築し、描写するプリーストの筆力にただただ脱帽。
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アバウト・ア・ボーイ

『アバウト・ア・ボーイ』のDVDが中古で1000円で売っていたので買ってしまう。

正直、出演しているヒュー・グラントや、レイチェル・ワイズには全く興味がないのだが・・・。
俺の好きなバッドリー・ドローン・ボーイが音楽担当という事で買っちゃいました。(DVD特典としてバッドリー・ドローン・ボーイのインタビューやミュージック・クリップが見れます。)

ストーリーは、父の遺産で悠々自適に独身ライフを満喫する自己中男、ウィル(ヒュー・グラント)が12才の少年マーカス(ニコラス・ホルト)と出会い、なんやかんや色々あって人間的に成長していくという、まあよくある話。笑えるとこもあるし、そこそこおもしろい映画。子役や俳優、女優の服のセンスはおしゃれでよろしいんじゃないかと。前半の嫌な奴ウィルを演じるヒュー・グラントのハマっていること!後半のいい人ウィルよりもよっぽど輝いていたぜ!ヒュー!
しかし、実際のヒュー・グラントって絶対嫌な奴っぽいよなあ。むかし深夜に売春婦といた所を逮捕されちゃったこともあるしね。おっちょこちょいというか、おまぬけというか・・・ハリウッド・スターのくせに・・・ちょっとカッコ悪い人よね。
まあそれはともかく、もしアラレちゃんがハリウッドで映画化されるとしたら、マシリト役はヒュー・グラントか『シャイン』のジェフリー・ラッシュで決まりだよな、きっと。

日本だと小泉首相とか?でもハリウッドで『アラレちゃん』はないな。あるとしたら、中国、香港とかアジア映画あたりでか・・・。
台湾映画では『ドラゴンボール』の実写版もあるしね。でも『アラレちゃん』、CGつかいまくりで、ハリウッドで映画化したら、かなりおもしろいだろうな。監督は『メリーに首ったけ』のファレリー兄弟あたりのおバカコメディー路線で。

俺絶対見に行くよ。実写版にこちゃん大王見たいし。あとすっぱマンも・・・。


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アーキグラム

アーキグラムの実験建築1961-1974
アーキグラムの実験建築1961-1974

『アーキグラムの実験建築1961-1974』のアート本が出ていた。
この本、水戸芸術館現代美術センターで2005年1月22日〜3月27日まで開催されていた展覧会を契機に刊行されたもの。この展覧会、行きたかった展覧会なんだけれども、なにせ水戸は遠すぎる・・・。ってことで残念ながら行かなかった展覧会。
"アーキグラム"とは、
1960から79年代初頭にかけて活躍したイギリス建築家集団と彼らが出版した雑誌のタイトルを兼ねた名称。建築や詩、アート、デザインなどの分野をごちゃまぜにして、未来的でサイケな建築や都市をポップなグラフィックやコラージュで表現し、自らが出版した雑誌などで発表、建築界のビートルズなんて言われちゃってる集団。ちなみに実際に施行されたものはなし。
アーキグラム誌で発表しただけっちゅう、僕的に言わせてもらえば超妄想集団であります。
水中両用型移動式住居(リビング・ポッド)、カプセル状の空間ユニットを自由に組み合わせる(プラグイン・シティ)、宇宙服から着想を得たというスーツ型携帯式住居の(スータルーン)などなど、
どこか、どらえもんの世界を彷佛とさせるおちゃめな建築の数々。それらをSFコミックスや広告などのイメージを引用しながら、実におもしろく、かっこよくデザインしている。
ただ妄想するだけでなく、建築デザインとして形にし、紙面に発表ているところがアーキグラムのすごいところ。発想もかなり先を行ってる人達だったんだな、こりゃ。と思わせる事間違いなし。
そして、この『アーキグラム』本、デザインが非常に秀逸。
透明ビニルカバーに、『アーキグラム』の建築デザインが白いラインで印刷されていたり、ページとページの間に、異なった紙質でアーキグラム誌の縮小版がとじられていたり(中には封筒に入っていたり、幾重にも折り畳んであるものもあり。)まるで大人版、飛び出す絵本の趣き。
しかも有無を言わせぬオシャレ感・・・。
ページを捲るのが非常に楽しい本。
こりゃ、展覧会も行くべきだったなあ・・・。
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コンスタンティン

コンスタンティン 特別版 (初回限定版)
コンスタンティン 特別版 (初回限定版)

『コンスタンティン』見る。
ゴシックテイストあふれる、
”スクリーチ・ビートル・ボックス”とか、
”ヨルダン川の聖水の入ったアンプル”とか、
”運命の槍”とか、
”地獄の聖書”とかのアイテムデザインが最高に好み。
あんなん、俺も創りてえな〜と思う。
ダークなロサンゼルスの雰囲気もよかったな。
ただ、ストーリー展開はいまいち。
自己中コンスタンティンのキャラ設定はいいけど、ラストが微妙。
世界観はかなり好きなんだけどなあ。
あとエンドクレジット後に、ちょこっとおまけ映像があります。

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