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プルーフ・オブ・マイ・ライフ

プルーフ・オブ・マイ・ライフ
プルーフ・オブ・マイ・ライフ
David Auburn, Rebecca Miller, 池谷 律代, デイヴィッド オーバーン, レベッカ ミラー

『恋に落ちたシェイクスピア』、『コレリ大尉のマンドリン』を撮ったジョン・マッデン監督の最新作ということで『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』を見てまいりました。↓
http://c.gyao.jp/movie/proofofmylife/
主演はコールドプレイのフロントマン、クリス・マーティンの嫁はん、グウィネス・パルトロウ。天才数学者である父親役にハンニバルな男アンソニー・ホプキンス!んでもって、出演している『ブロークバック・マウンテン』がアカデミー作品賞を取りそうな勢い、若手売れっ子俳優ジェイク・ギレンホールがグウィネスの相手役と、この映画、実はそうそうたる面子がそろっとるわけなんですが、テレビで予告CMが流れることもなく非常に地味に公開されとります。まあ、地味な宣伝戦略同様この映画、飯●愛ねえさんが化粧を落とした素顔のように内容も実に地味…。あきらかに大ヒットは望めない映画なわけですが、僕は好きです。(でも、けっして傑作!とは言えないです…。)この映画、もとはピュリッツァー賞、トニー賞を受賞した『プルーフ』という舞台劇。(この舞台も、ジョン・マッデンが監督、グウィネス・パルトロウが主演している。)プルーフってのは証明って意味でして、プルーフ・オブ・マイ・ライフは直訳すると私の人生の証明。この題名どおり、天才数学者である父を亡くし喪失の淵から、自分自身を取り戻し、発見していく一人の女性(彼女にも数学の才能がある。)を描いた小品映画です。もとが舞台劇ということで、室内での会話シーンが多く、出演者の演技力がかなり問われる映画だったんですが、アンソニー・ホプキンスって人はほんと、うまいです。天才数学者の狂気を、おさえた演技で巧みに表現してました。撮影前に役作りをほとんどしないともっぱらの噂の天才肌俳優ホプキンスは、彼自身、天才がゆえ同じような天才を演じることは造作無いことなんでしょう。ヒロイン役、グウィネス・パルトロウは、キンキンとヒステリックに叫ぶシーンが多くちょっと辟易したものの、さすがは育ちの良いセレヴ。演技もそつなくこなすのは流石です。がセレヴゆえ、庶民の着るような服が似合わないこと…。ダウンジャケットにニット帽をかぶったシーンが何度か出てくるのですが、はっきりいって全然似合ってませんでした。やはりセレヴな彼女に似合うのは、オートクチュールのドレスなのでしょう…。演技派女優をする上で、育ちが良すぎるのは微妙にマイナス要素なのかも知れません。相手役のジェイク・ギレンホールはこの映画を象徴するかのように地味です。いい役者だと思うので彼を生かしきれていなかったのはちょっと残念。『ブロークバック・マウンテン』↓
http://www.wisepolicy.com/brokebackmountain/
そして、デヴィッド・フィンチャー監督の最新作『Zodiac』の演技に期待したいところです。
しかし、ジョン・マッデン監督は実に丁寧に映画を撮りますなあ。人物描写も、そんじょそこらのお涙青春もの映画よりしっかりしているし、ラストも大感動をさそうような爽やかな終わりにしないあたり好感が持てました。
天才数学者である父と娘の天才であるがゆえ、社会と上手く折衝できない苦悩みたいなものも、うまく描けていると思いました。何時間も数字と記号と向き合い、自分の持てる能力を答えを導くがためだけに使う数学者ってのは、一心不乱に筆を走らせ、自分の表現を追求しようと格闘する芸術家(ゴッホとかヴラマンク系の人ですね。)と似ていて実にかっこええやんけ〜!と数学の苦手な僕なんかは、映画とは別なところでちょっと感動いたしました。
 
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