昨日、上映最終日だったので遅ればせながら、
アカデミー作品賞受賞作『クラッシュ』を見てきました。
多民族、差別、銃社会、
人間の強さ、弱さ、
伝えることの、
感じることの、
不確かさ。
恐怖とユーモア。
絶望と希望。
が
複雑に入り交じった映画でした。
観賞後も言葉に出来ないズシンとしたおもみが心に残りました。
監督、脚本のポール・ハギスのするどい人間観察眼、人物造形には舌を巻きます。
(もとTVドラマの脚本家らしく、海外ドラマ(ERとかの雰囲気…)のようなエピソードの積み重ねという感が、なきにしもあらずでしたが…しかし、複数のエピソードを巧みに編集し取り込み、二時間の映画枠に収める手腕にはほれぼれしました。)
ドン・チートル、マット・ディロンらを筆頭に俳優陣の重厚な演技も素晴らしかったです。
善かれ悪しかれ、人間とは一人では生きていけない生き物だと痛切に考えさせられる映画でした。素晴らしい映画です。
☆『クラッシュ』公式サイト↓
http://www.crash-movie.jp/
crash オリジナル・サウンドトラック
サントラ, カンザスカリ, ビリー・アイドル, クリス・ピアース, シヴィリゼーション, ランディ・コールマン, アル・ベリー