ドラえもん短歌
↑歌人の枡野浩一さんが自らのブログ『かんたん短歌blog』に募集した「ドラえもん短歌」の傑作選。
ドラえもん世代には心にしみます!
『ドラえもん短歌』
またドラえもん便乗商品かよ…と斜に構えて手に取ってみたのですが、企画の勝利というか…すいません…読んで、ついほろりときました。(この本、なんかドラえもんに対する愛であふれとります。)でも、そんな自分がちょっと嫌だったりするわけですが…
まあ、いいか。
わたくしの気に入った作品は緒川景子さんの
「なんとなくどこでもドアに似てたのでこのアパートに住むことにした」
って短歌。
場所に対する愛着は、善かれ悪しかれ思い出をつくるものです。
この短歌を書いた方が将来アパートを離れ、ふとした瞬間にどこでもドアのあったこのアパートを、たくさんの思い出とともに思いだすことがあるかもしれないのだなあ…と考えるとちょっと深いですね。(深くないか?)
さて短歌といえば、その対として国語の授業で必ず習うのが川柳。
(僕にもそんな時代がありました。懐かしいな…。)
川柳本ではこっけいで切ない、こんなおもしろ本が…
その名も…
『毛髪川柳』!!
本の帯びには、
「頭見て敬語使うな年下だ!」
とこっけいせつない川柳が…。
毛髪の曲がり角、頭髪無法地帯の方々の魂の叫びがU2の『ヨシュア・トゥリー』ばりに聞けます。僕はまだ純度100パーセント純毛!!けっしてハ○てませんが(あえて強気。)しかし、いずれや運命のなすがまま神に髪が召されるときが来るでしょう。(ダジャレね。)その時にはこの『毛髪川柳』がコ−ランもとい、髪のバイブルとなることはまず間違いないっ!と思われます。(たぶん。)
と、まあ冗談半分色々書き連ねましたが、このような読みやすい(?)短歌、川柳本から、様々な人が短歌や川柳に親しみを覚え、日本の言葉文化に興味を持つってのは、なかなかいいことなんじゃないかなあと思うわけですよ。(ちょっと強引ですが…。)