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ネバーランド

ネバーランド
ネバーランド

兵庫県の尼崎市にある、つかしんホールで『ネバーランド』を見る。
ここは新作映画が3、4ヶ月おくれで上映される。
公開時、見逃した映画が1000円で見れるので、ちょくちょく観に行く。
その昔、つかしんホールではドイツの現代美術展なんてのも開催されていた。
西武百貨店撤退前、堤義明、清二氏全盛時代のこと。
西武百貨店ができたての頃は、イベントで南野陽子が来てたりした。
その当時、俺は確か中学生ぐらい。(だったと思う。)
大砲のようなでっかいズームレンズを取り付けたカメラ をかまえ、必死の形相で南野陽子をとらえようとする男達が、あめ玉に群がるありんこのように、ひしめき合っていたのを覚えている。
あのころから、おたく気質な人が世の中にはたくさんいたのだなあ・・・と思うと、なんか、訳も無く感慨深い。そのころは”おたく”なんて言葉、なかったもんなあ・・・。
ちなみに、この”つかしん”なるネーミングはコピーライターである糸井重里氏が命名したもの。”塚口新鮮”の略らしいが、今や、つかしんに人影はまばら・・・。
まったく新鮮じゃなかったりする。

話がそれちゃったが『ネバーランド』!
劇作家ジェームス・バリの『ピーターパン』誕生の背景を描いた作品。
これはいい映画!
人間の想像する力ってのは、素晴らしいなあ。
ジョニー・デップの演技力もさることながら、マーク・フォスター監督(『チョコレート』の監督。)の演出力がとても光っていた。人物の感情描写が非常に巧み。
ケイト・ウインスレットの抑えた演技もよかった。
子役のフレディ・ハイモアの演技なんて、もう反則的。あんな涙みせられたら、誰でもつられて泣いちまいますよ。(実際はかなり生意気っぽいが・・・。) 
アレクサンドラ・ビルヌ(『オペラ座の怪人』の衣装もこの人。)の衣装もよいし、アカデミー賞で作曲賞を受賞したヤン・A・P・カチュマレクの音楽も癒し系な音でよし。
マイケル・ジャク○ンの”ネバーランド”と違い、この映画には、ほんとの夢がつまっておりました。
ジョニー・デップ&ティム ・バートンがタッグを組んだ『チョコレート工場の秘密』(2005年9月公開予定)もますます楽しみになってきたなあ。

『ネバーランド』↓
http://www.neverland-movie.jp/l

『チョコレート工場の秘密』↓ 
http://charlie-chocolate.warnerbros.jp/
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