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シン・シティ

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サントラ

『シン・シティ』公式サイト↓
http://www.sincity.jp/index2.html 

ロバート・ロドリゲス、クエンティン・タランティーノの2大オタク監督と原作者であるフランク・ミラーを監督に据え、3人がかりで創り上げた映画『シン・シティ』を観ました。
シビレた…。モノクロの荒廃した大都会(シン・シティ)を見下ろす深紅のドレスを纏った女の後ろ姿…。もう、このオープニング映像から、わたくし完全にノックアウト。そこから始まる超ハードボイルドバイオレンス!もう男臭さ満点っす!(好き嫌いが完全に分かれる映画ですが…。)ついに復活っ!!って思ってたミッキー・ローク、特殊メイクで顔わからんがな…。でもいいんです。フランク・ミラーの原作漫画、そのままの構図&カット割り&台詞。ついてこれるやつだけついてこいっ!!ってな感じの突っ走り方がたまりません。3大オタク達(ロバート・ロドリゲス、クエンティン・タランティーノ、フランク・ミラー)が喋りまくって、マニアックな演出してた現場はさぞかし…スゴかったんやろうなあ。あきらかに出演陣そっちのけで演出にヒートアップしてたであろうことが、容易に想像できます。オタク達(でも全員天才。)のこだわりは俳優・女優たちに、ほとんど理解不可能だったのではないだろうか…なんて思っちゃいましたが、あなどってはいけません、プロの役者達はやっぱスゴいです。
とくに…イライジャ・ウッド君っ!
(『ロード・オブ・ザ・リング』のホビット役のにいちゃんね。)君の演技つうかキャラは最高や!すばっしこいド変態、引ここもり青年ケビン!(魔太郎にそっくりなんて噂がちらほら…)ぴょんぴょん飛び跳ね、マーヴ(ミッキー・ローク)を翻弄する姿は、なんともかんともキモ可愛いような可愛くないような…いやー、ぷっつん切れてたなあ。切れてたといえば、ジャッキー・ボーイことベ二チオ・デル・トロ。ダメ男やらせたら右に出る者いませんね。タランティーノがゲスト監督として演出したのは、ジャッキー・ボーイ(ベ二チオ・デル・トロ)がドワイト(クライヴ・オーウェン)に車の中で話し続けるあの名シーンらしいんですが、そこでのデル・トロの演技は最高でした。声色を変えつつの首切れ熱演!ほんと味のある深い役者です。だてに顔が濃いだけじゃないっすね。個人的にはマイケル・マドセンが演じた悪徳刑事ボブがよかったですね。人間臭いあのろくでなしっぷり。登場シーンは、めちゃくちゃ少ないですが、物語のかなりいいアクセントになっていたと思います。シブすぎっ!そして今や、飛ぶ鳥を落とす勢いでブレイク中のジェシカ・アルバ!はもう勢いが違う。持ってるオーラがちがいますわ。ブルース・ウィリスは男臭さい奴を演じたら相変わらず絵になります。年をとってさらに渋みを増した感がありました。『ダイ・ハード4.0』も楽しみになってきました。そして、なんといってもデヴォン青木の手裏剣っ!…ロバート・ロドリゲス監督ってほんとお馬鹿な映画を撮りますなあ。
50年代のフィルム・ノワールにオマージュを捧げつつもこの映画、重力無視かつ人間離れした生命力のキャラクター達がシン・シティを縦横無尽に動き回る様は、まさにアメリカンコミックそのもの。CGを駆使した独特の白黒映像は、ダサさすれすれのかっこよさを醸し出しておりました。『シン・シティ2』ももう準備が始まっているようで、果たして、今度は誰がどんな悪徳っぷりを発揮しますやら…今から楽しみであります。(まあ、楽しみにしているのは極少数のような気がしないでもないですが…。わたくしは『シン・シティ』断固支持いたします!)

★ルトガー・ハウアーがロアーク枢機卿役で出演していたと後になって知りましたが、『バットマン・ビギンズ』に出演していたときと同様、全然わかりませんでした…。
ミッキー・ローク復活っ!の次はルドガー・ハウアー復活っ!!をわたくし切に願っております。

シン・シティ プレミアム・エディション
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